研究課題/領域番号 |
63480327
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
脳神経外科学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
恩田 清 新潟大学, 医学部附属病院, 助手 (90201409)
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研究分担者 |
田中 隆一 新潟大学, 脳研究所, 教授 (30018816)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1989年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1988年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | ケラチン蛋白 / モノクロ-ナル抗体 / ELISA / 腫瘍マ-カ- / モノクロナル抗体 / サイトケラチン / モノクロナール抗体 |
研究概要 |
1.抗サイトケラチンモノクロ-ナル抗体の作製 ヒト肺癌由来株化培養細胞から抽出した細胞骨格蛋白を、Balb/cマウスに免疫後脾細胞を取出し、マウスミエロ-マ細胞と細胞融合を行なった。組織切片上での酵素抗体法にて抗体産制細胞をスクリ-ニングし、5株の抗体産制クロ-ンを得た。それらの内、25G抗体は組織切片上での染色性が最もよく、かつ原発巣や組織型の異なる種々の癌組織に幅広く反応した。この25G抗体(subclassはIgG1)をマウス腹腔内に注射し濃縮抗体を得た。次いでプロテインAカラムを通してIgGを精製した。 2.ELISA法への応用と患者髄液中での定量 精製IgGをマイクロタイタ-プレ-トに吸着させ、抗原、抗ケラチンポリクロ-ナル抗体、ビオチン化抗ウサギγグロブリン、ストレプトアビジンアルカリフオスファタ-ゼの順に反応させ、基質液で発色後405nmで吸光度を測定した。当初、ポリクロ-ナル抗体の代わりにビオチン化モノクロ-ナル抗体(25G)を用いる方法を試みたが、測定感度が悪く使用を断念した。表皮ケラチン蛋白を標準抗原として上記ELISA法を施行し、50ng/mlまで測定可能な標準曲線を得た。この系にて、転移性脳腫瘍17例、原発脳腫瘍20例(神経膠腫10例、悪性リンパ腫5例、髄芽腫2例、髄膜腫2例、神経鞘腫1例)、健常者9例の髄液中ケラチン蛋白の定量を行い、転移性脳腫瘍患者5例(29%)に陽性例を認めた。一方、原発脳腫瘍20例、健常者9例では全例検出感度以下であった。 以上の結果より、ケラチン蛋白が転移性脳腫瘍患者の髄液中マ-カ-として有用である事が示唆された。
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