研究課題/領域番号 |
63480398
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
松井 瑞夫 日本大学, 医学部, 教授 (50058913)
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研究分担者 |
八尾 雅章 日本大学, 医学部, 助手
江川 知子 日本大学, 医学部, 助手
萩田 勝彦 日本大学, 医学部, 助手
湯沢 美都子 日本大学, 医学部, 講師
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研究期間 (年度) |
1988 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1989年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 老人性円板状黄斑変性症 / 老人性黄斑変性症蛍光眼底造影 / 画像処理 / 対比強調 / 漿液性色素上皮剥離 / 色素上皮の加齢変化 / び慢性ドル-ゼン / 軟性ドル-ゼン / 眼底写真 / 加令変化 / 黄斑 / 眼底後極部 / 三板式CCDカメラ |
研究概要 |
老人性円板状黄斑変性症は、社会の高齢化とともに増加し、我が国においても老人の主要な失明原因となっている。本研究は、この老人性円板状黄斑変性症の予防および治療法の基礎資料を求めるため、本症を含め老人性円板状黄斑変性症の初期病変を明らかにし、さらにこれらの黄斑異常の蛍光眼底造影結果に対し、画像処理を行なって、詳細に初期病巣について検討を行なったものである。 我々は、まず多数例の老人性黄斑変性症について、長期間にわたって経過観察を行ない、老人性円板状黄斑変性症の基本病変である脈絡膜新生血管の80%以上のものが、漿液性網膜色素上皮剥離病巣に発生することを明らかにした。次に、我々は、この色素上皮剥離の発生につながる、色素上皺の加令変化の詳細を明らかにするため、本症の蛍光眼底造影写真に、コンピュ-タ-を用いる画像処理を行なった。画像処理としては、一画像全体を一括してではなく、数区画に分割し、それぞれの区画に適した対比強調を行なう方法を採用した。その結果、一般的に画質を工場させる効果が臨床的に応用できること、色素上皮の主要病変であるび慢性ドル-ゼンdiffuse drusenに対応する造影所見を明らかにすることができた。また、色素上皮剥離へ移行すると考えられている軟性ドル-ゼンsoft drusen経過をとらえることができた。
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