研究課題/領域番号 |
63480425
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
保存治療系歯学
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研究機関 | 東京歯科大学 |
研究代表者 |
山田 了 (1990) 東京歯科大学, 歯学部, 講師 (20103351)
佐藤 徹一郎 (1988-1989) 東京歯科大学, 歯学部, 教授 (20085707)
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研究分担者 |
大須賀 豊 東京歯科大学, 歯学部, 助手 (70167302)
山田 了 東京歯科大学, 歯学部, 講師 (20103351)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
1990年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
1989年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
1988年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
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キーワード | ハイドロオキシアパタイト / periograf(]CP○( / )R(〕 / ラット / 組織学的研究 / 臨床成績 / 骨移植 / 垂直性骨欠損部 / 人工骨補填 / Periograf^<【○!R】> / 骨伝導能 / フラップ手術成績 / Periograf移植成績 / Synthograft^<【○!R】> / 超微形態 / 混合骨移植 / 骨誘導 / 新鮮自家骨 / 脱灰骨 |
研究概要 |
基礎的研究では、ラットを用いハイドロオキシアパタイト(Periograf)【○!R】)を歯糟骨欠損内に補填して、その治療過程を光学顕微鏡ならびに電子顕微鏡を用いて検索結果、次のような成績を得た。1.術後10日では、歯糟骨の骨端より新生した骨芽細胞がアパタイト表面に付着していた。2.術後40日では、アパタイト表面には多数の新生した骨が付着していた。この新生骨内には、骨小腔が認められ、骨細胞が存在していた。アパタイトと新生骨の境界部には多数の凹凸が認められ、アパタイトの表層に存在する結晶体間隙内には骨基質の進入が観察された。3.術後12日では、アパタイト表層に付着した新生骨と根表面間には、機能的な配列を示す歯根膜線維が認められたが、いまだ新生骨の付着が認められないアパタイト表面には歯根膜線維の付着は認められなかった。 臨床的研究では、バイオセラミックスの一種であるハイドロオキシアパタイトを主成分としたPeriograf【○!R】をヒト垂直性骨欠損部75症例に応用し、その成績を検討した。イニシャルプレパレ-ション終了後、実験群に関しては、フラップオペレ-ションおよびPeriograf【○!R】による補填を行い、対照群にはフラップオペレ-ションのみを行った。臨床成績の評価法としては、歯齦縁の位置、pocket depth attachment levelを測定し、補填部の骨変化を見る目的でX線写真から術後1週における補填面積を100%とし、各期間に残存している面積を比較した。その結果、Periograf【○!R】の移植後6ケ月では歯齦退縮量は1.8mm、clinical attachment levelは7.8mm、pocket depth 2.7mm、pocket depth decrease 3.7mm、歯糟骨内残存率は62.2%でした。また、実験群と対照群を比較し、clinical attachment level gain、pocket depth decreaseで、それぞれ危険率1%、5%以下で統計学的有意差が認められた。
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