研究課題/領域番号 |
63480437
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
補綴理工系歯学
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研究機関 | 愛知学院大学 |
研究代表者 |
平沼 謙二 愛知学院大学, 歯学部・第一歯科補綴学教室, 教授 (00064783)
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研究分担者 |
石上 友彦 愛知学院大学, 歯学部・第一歯科補綴学教室, 助手 (70191872)
杉本 太造 愛知学院大学, 歯学部・第一歯科補綴学教室, 助手 (70192127)
田中 貴信 愛知学院大学, 歯学部・第一歯科補綴学教室, 助教授 (60014271)
今岡 勢喜 愛知学院大学歯学部第1歯科補綴学教室, 助手 (60191897)
佐藤 秀樹 愛知学院大学歯学部第1歯科補綴学教室, 講師 (90097569)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
4,600千円 (直接経費: 4,600千円)
1990年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1989年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1988年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
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キーワード | 人工歯 / 咬合面金属歯 / 2分割人工歯 / レジン歯 / 咬合小面 / EMG / 咀嚼能率 / 金属歯 |
研究概要 |
前年度までの基礎的検討の結果、新たに開発された咬合面金属用の2分割レジン人工歯は、機械的強度、耐久性、形態精度等多くの臨床的要件を十分満たしており、実用性に関して問題が無いことを確認した。これらについては既に日本補綴歯科学会、国際補綴歯科学会において報告し、International Journal of ProsthodonticsおよびDE誌に発表した。 現在は、本システムにおいて臨床的に重要な事項である、暫間的なものであるレジン咬合面を何時最終的な金属に置換すべきかについての指針を得るべく、幾つかの部分床義歯、全部床義歯に実際に試用し、レジン咬合面の口腔内での形態的変化によって生ずる機能的な変化を追求している。咬合的形態はそれぞれ1カ月を目安に1週間ごとに印象採得を行なって咬合面の形態の記録を行うと同時に、機能検査として両側咬筋および側頭筋の表面EMGを記録同時に本教室開発の粒数計測による咀嚼能率判定法によって口腔機能の推移を追求している。 これらのデ-タ-の集計はまだ終了していないが、現時点での見解は、この義歯装着後1カ月の期間におけるEMGおよび咀嚼能率検査では、実際観察される機能改善に関して、所謂義歯への慣れによるものと人工歯の咬合面に形成される咬合小面の関与を明瞭に分離することが出行ない。臨床的には患者自身による判断が最も貴重な基準と成っている。 今後は咬合小面の形態を詳細に検討し、下顎運動との関係で考察する方が、より客観的な判定資料を提供出来るものと考える。
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