研究課題/領域番号 |
63480459
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
小児・社会系歯学
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研究機関 | 国立予防衛生研究所 |
研究代表者 |
古賀 敏比古 国立予防衛生研究所, 歯科衛生部, 部長 (10037541)
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研究分担者 |
西原 達次 国立予防衛生研究所, 歯科衛生部, 研究員 (80192251)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
4,900千円 (直接経費: 4,900千円)
1989年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1988年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
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キーワード | モノクロ-ナル抗体 / 歯周病細菌 / ラテックス凝集試験 / 血清型 / モノクローナル抗体 / 歯周病 / 細菌の同定 |
研究概要 |
歯周病細菌の1つであるActinobacillus actinomycetemcomitansの血清型多糖抗原の化学構造を決定した。各血清型代表株の全菌体からオ-トクレ-ブ法により粗抗原を抽出した。同標品について、イオン交換クロマトグラフィ-とゲル濾過法で精製した。精製抗原の化学構造をメチル化、ガスクロマトグラフィ-・質量分析法、^<13>C-NMR、^1H-NMRなどによって解析した。a型多糖抗原は-3)-6-deoxy-α-D-Talp-(1-2)-6-deoxy-α-D-Talp-(1-,b型多糖抗原は-3)α-D-Fucp-(1-2)β-L-Rhap-(1-,C型多糖抗原は-3)-6-deoxy-α-L-Talp-(1-2)-6-deoxy-α-L-Talp-(-の繰り返し構造を持つと考えられた。 ついで、A.actinomycetemcomitans Y4株全菌体で免疫したBALB/Cマウスの脾細胞を細胞融合して、Y4全株菌体と反応するモノクロ-ナル抗体を産生するハイブリド-マ細胞21株得た。これらのモノクロ-ナル抗体は、b型多糖抗原と反応するもの(mAb S1-S8)、リポ多糖と反応するもの(mAb LI-L3)、タンパク質抗原と反応するもの(mAb P1-P4)に分類された。 さらに、mAbS5とmAbL2をラテックス粒子に吸着させたあと、歯周病細菌のぜん菌体や菌体抽出物と反応させた。mAb L2吸着ラテックス粒子は、全てのA.actinomycetemcomitansの全菌体や培養上清と特異的に凝集を生じた。mAbS5吸着ラテックス粒子は、b型の血清型のA.actinomycetemcomitans全菌体や培養上清いおよびBacteroides gingivalis全菌体と凝集した。B.gingivalis全菌体の凝集は100℃、3分間の菌体熱処理で消失した。 以上の結果より、本研究で確立したラテックス凝集試験法は、A.actinomycetemcomitansの同定や血清型の判定に有用であると考えれれる。
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