研究課題/領域番号 |
63480476
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
応用薬理学・医療系薬学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
岩田 平太郎 大阪大学, 薬学部, 教授 (30028823)
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研究分担者 |
松田 敏夫 大阪大学, 薬学部, 助手 (00107103)
馬場 明道 大阪大学, 薬学部, 助教授 (70107100)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
6,300千円 (直接経費: 6,300千円)
1990年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1989年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1988年度: 4,300千円 (直接経費: 4,300千円)
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キーワード | クロライド / 興奮性アミノ酸 / アストログリア / cyclic AMP / swelling / cvclic AMP / 海馬 / 蛍光プロ-ブ / 蛍光プローブ / ストップトフロー |
研究概要 |
1.C1^-依存性cyclic AMP産生について:モルモット海馬切片における興奮性アミノ酸刺激、および初代培養アストログリアのβ受容対刺激によるcAMP産生がそれぞれ外液のC1^-の除去あるいはC1^-輸送阻害剤で減弱する事をみとめた。さらにC1^-の作用点ははβ受容対ーアデニレ-トシクラ-ゼ系においてその融媒ユニットであることを示唆した。これらのことは、cAMP産生系においてC1^-が重要な調節因子である可能性を示す。 2.C1^-依存グルタミン酸(G1u)輸送:システイン酸が本輸送体の特異的基質であることを認め、システイン酸の輸送がCl^-輸送とカップリングする事を示唆した。また脳神経膜小胞を用いた検討より、この輸送がC1^-およびNa^+の化学的濃度勾配で生じるものでないこと、小胞内のG1u量が輸送活性に影響することなどより、これが交換輸送系であることを示した。さらにこの輸送系活性が神経の活動および脳虚血などの病態時に増加することを示唆した。 3.G1uによる培養グリア細胞のswelling:G1uによる培養アストログリアのswellingが外液のCa^<2+>およびC1^-に依存することを認めそれを刊行化した。また、Ca^<2+>およびC1^-輸送阻害薬がG1uによるswelling 阻害することを明らかにした。更に、この培養アストログリアのswellingが脳の病態時に生じるin vivoでのswellingと類似の細胞構造の変化を伴うことを認め、G1u受容体の過剰な活性化によるC1^-流入の病理学的意義を示した。
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