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N人ゲームにおける行為選択モデルと葛藤解消手続きの構造的分析

研究課題

研究課題/領域番号 63510039
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 心理学
研究機関北海道大学

研究代表者

瀧川 哲夫  北海道大学, 文学部 (30098503)

研究分担者 中川 正宣  北海道大学, 文学部, 講師 (40155685)
寺岡 隆  北海道大学, 文学部, 教授 (70000552)
研究期間 (年度) 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1988年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードN人ゲーム / 対等ゲーム / 質問調査紙法 / 葛藤解消手続き
研究概要

本研究テーマのもとで、本年度においては、被験者66名による質問調査紙法を実施した。この質問紙はN人対等ゲーム39種類すべてを網羅したもので、各被験者は個々のゲームに対する選択のみならず、いかなる理由によって当該選択肢を選んだかを記入するものである。このように得られたデータは購入備品であるMACINTOSHII上にデータベースとして蓄積し、随時参照・合成・整理できるように整備した。反応を整理した結果、これまでのゲーム理論的選択基準以外にも、人間の被験者特有のいくつかの選択基準が同定され、これらの選択基準間の葛藤解消手続きの分析をおこなった。
見いだされた主たる選択基準は、利得関数型による基準、ベータ優越基準、格差基準である。これらの選択基準はゲーム理論的基準である、MIniM'ax基準、MaxiMin基準などと併せて、互いにどのような排他的基準となるかの構造的分析をおこない、心理学的概念であるコンフリクトとディレンマとの関係から、ディレンマ度の定義をおこなうに至っている。さらに、従来の実験社会心理学で重点的におこなわれてきた社会的ディレンマゲームの他にも、被験者にとって解決困難な、すなわち葛藤解消手続きが必要なゲームがいくつか見いだされたことも新たな知見である。
しかし、本調査法による結果の情報は膨大であり、また1年間で調査可能な被験者数も限られているため、本研究の補助期間は1年であるものの、来年度以降も引続き調査分析が必要とされている。

報告書

(1件)
  • 1988 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 瀧川哲夫: 実験社会心理学研究.

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

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公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

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