研究課題/領域番号 |
63510043
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
心理学
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研究機関 | 北星学園大学 |
研究代表者 |
大坊 郁夫 北星学園大学, 文学部, 教授 (50045556)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1989年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1988年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 対人コミュニケ-ション / 非言語的コミュニケ-ション / 欺瞞 / 解読 / パ-ソナリティ認知 / チャネル / 社会的相互作用 / 相互作用 / 対人コミュニケーション / 非言語的コミュニケーション / 不安特性 / パーソナリティ認知 / 対人魅力 / 会話 |
研究概要 |
1.欺瞞的コミュニケ-ションの特徴:欺瞞者の発言量が多く、手腕への接触時間も長い。前者は女性で、後者は男性で顕著である。また、欺瞞者では各種のチャネル間の関連性が高い。 2.非言語的感情表出性の測定:ACT尺度の構成 ACTの適応可能性を探ることを目的として調査を行なった。Friedmanら(1980)の尺度を翻案して、男女大学生を被験者として調査を行なった。得点については男女差はない。ACTと他の尺度得点との相関係数を比較すると、有意水準の高い順に併記するならば、E,socA(-)、Skill、SE、親和、支配、IO、MAS(-)、求護、自律であった。これらのことから、ACTは、対人的な反応性、敏感さを反映したものであり、対人的な表出性としての概念的妥当性を備えていると言えよう。 3.欺瞞のコミュニケ-ションの多次元構造 前年度の実験で得た会話実験デ-タを基にして、コミュニケ-ション行動間の関係を検討した。因子分析結果によれば、欺瞞者には、沈黙への特異な解消行動があり、空白の相互作用への強い緊張を示すものと考えられる。さらに、欺瞞者では、発言権の交代を求める積極的発言、手への接触の成分、そして、発言強度と積極的視線、顔への接触が相関している成分も認められているのが特徴であり。非欺瞞者では顔への接触、視線行動の成分があり、構造に違いがあることが知られる。即ち、欺瞞者の場合にはよりチャネル間の関連の強さが認められる。 4.欺瞞的コミュニケ-ションの解読 先の会話シ-ンVTRを呈示して、欺瞞者の判定を求める解読実験を行なった。実験1では、全身、身体のみ、顔のみを呈示し(さらに音声の有無条件もあり計6条件)と実験2では、評定作業の前に一方が欺瞞者である旨を開示し、全身を示し、音声の有無2条件だけを用いた。概ね映像のみ条件で解読の正解度が高いこと、正確度は女>男であることが認められた。
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