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知識の貯蔵と検索における個人差の情報処理的分析とモデル化の試み

研究課題

研究課題/領域番号 63510052
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 心理学
研究機関愛知教育大学

研究代表者

多鹿 秀継  愛知教育大学, 教育学部, 助教授 (30109368)

研究分担者 佐々木 守寿  愛知教育大学, 教育学部, 助教授 (90178666)
中津 楢男  愛知教育大学, 教育学部, 助教授 (90133131)
佐野 竹彦  愛知教育大学, 教育学部, 助教授 (50093092)
研究期間 (年度) 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1988年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード知識の貯蔵 / 知識の検索 / 情報処理過程 / 認知の個人差 / 短期記憶 / 長期記憶
研究概要

知識の貯蔵と検索を、短期記憶における記憶容量、短期記憶から長期記憶への知識の転送方略、および長期記憶からの知識の検索の3つの下位要素からなると捉え、各々の構成要素の個人差を吟味した。具体的には、
1.短期記憶における記憶容量の個人差および短期記憶から長期記憶への知識の転送方略の個人差を吟味するために、内外の研究文献を展望した。その結果、記憶容量と項目識別スピードとの間には密接な関係のあること、および転送方略に関する個人差の研究が少ないことが明らかにされた。記憶容量と項目識別スピードとに関して、提示された学習材料を識別するスピードの速い個人は、一度に多数の情報を貯蔵することができるようである。但し、項目識別スピードは本来知的能力の一種であるために、項目識別スピードと他の知的能力との間には少なからず関連が認められる。項目識別スピード要因を他の認知能力と区分してうまく取り出し、短期記憶の容量との関連を更に分析することが必要である。また、転送方略に関して、これらの転送方略が短期記憶の容量や長期記憶からの情報検索スピードの個人差とどのようにつながるのかは今後の研究課題である。
2.長期記憶からの知識検索の個人差を吟味するために、長期記憶からの情報検索スピードの個人差に関する実験を行った。被験者の大学生に言語性の知能検査とストループ検査を実施し、その後に行った長期記憶からの情報検索スピードを測定する検査との関連を見た。その結果、情報検索スピードと各種の検査に関連性が認められた。現在、得られた結果を更に分析中である。
今後は、上記で問題とされた課題を吟味し、知識の貯蔵と検索の個人差結果を説明するモデルを構築することが必要である。

報告書

(1件)
  • 1988 実績報告書

研究成果

(2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 多鹿秀継: 愛知教育大学研究報告. 38. 149-170 (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 多鹿秀継: Psychologia.

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

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公開日: 1988-03-31   更新日: 2016-04-21  

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