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評価的状況の前後における認知的・行動的対処に関する社会心理学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 63510073
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 心理学
研究機関東京女子大学

研究代表者

安藤 清志  東京女子大学, 文理学部, 助教授 (50125978)

研究期間 (年度) 1988 – 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1989年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1988年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワードATTRIBUTION / SELF-ESTEEM / 原因帰属 / セルフ・ハンディ・キャッピング / 自己評価
研究概要

最終年度は、評価的状況において失敗体験をした後、どのような認知的対処方略を用いて自尊心の低下を最小限にとどめようとするかを実験的に検討した。
この実験においては、女子大学生を被験者とし、まずアナグラム課題を行わせ、偽のフィ-ドバックを与えることによって失敗感を生起させた。この後Snyderの弁解理論に基づいてBasgall&Snyder(1988)が行った研究で用いられた尺度を参考にして作成した6つの尺度上に評定を求めた。これらは、それぞれの被験者が、(1)他者も同じような失敗をしていると認知する、(2)アナグラム以外の課題だったら失敗の可能性は低いと認知する。(3)別の機会(状況)に行えば成績がもっと良かったはずと認知することによって、自らの自尊感情を保護しようとするか否かを調べるためのものであった。
結果は以下の通りであった。
(1) 6項目の合計得点を「弁解得点」とした場合、被験者の自尊感情の水準と弁解得点の間に有意な正の相関が認められた。これは、自尊感情の高い人の方が、全体的に弁解方略を用いる傾向が強いことを意味している。
(2) この傾向は「他の人はどれくらいできると思いますか」「他の人は課題にどのように解答していたと思いますか」という2つの尺度で特に顕著であった。すなわち、自尊心の高い被験者が前述3つの方略のうち“consensus raising"を用いたことが明らかになった。

報告書

(3件)
  • 1989 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1988 実績報告書

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公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

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