研究課題/領域番号 |
63510126
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
角替 弘志 静岡大学, 教育学部, 教授 (40021878)
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研究分担者 |
馬居 政幸 静岡大学, 教育学部, 助教授 (30126768)
落合 良行 静岡大学, 教育学部, 助教授 (30092513)
山本 章 静岡大学, 教育学部, 教授 (70022217)
外山 知徳 静岡大学, 教育学部, 教授 (40013213)
望月 雄蔵 静岡大学, 教育学部, 教授 (20022171)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1989年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1988年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | 生涯学習 / 生涯教育 / 学習行動 / 学習意識 / 学習行動因子 / 学習行動類型 / 生涯学習関連事業 / 学校外教育 / 生涯教育計画 / 学習機会 / 地域 / 地域学習 / 地域活動 / 地域組織 |
研究概要 |
生涯学習の体系化という視点から学習機会を各地域において整備充実させるためには、その前提として学習主体である住民の学習への関心、期待、意欲また学習の実態(学習意思)が地域の教育環境との関係において解明されなければならない。本研究では住民の学習意思を把握するために学習行動及び学習意識に関する調査(質問紙)を静岡県浜岡町等で行い、学習行動因子及び学習行動による住民類型とその意識特性を明らかにしようとした。学習行動に関しては地域活動も含めた広義の学習概念に基づき31項目を、学習意識に関しては学習観、社会観等にわたり56項目を設定し、回答を因子分析(主因子法)とクラスタ-分析(ワ-ド法)を併用する手法で分析した。その結果7種の学習行動因子を析出し、因子特性から(1)地域活動因子、(2)参加・学習因子・(3)スポ-ツ因子、(4)個人学習因子、(5)研修・旅行因子、(6)文化鑑賞因、(7)資格学習因子として捉えた。さらに8種の学習行動クラスタ-を得、その特性から、住民の学習行動を次のA〜Hの類型に分類できた。A地域活動以外殆ど学習していない、B地域活動を主導し研修や視察はするが他の学習はしない、C地域活動に参加しスポ-ツ、展覧会には積極的に参加するが他の学習には消極的、Dテレビや通信教育等による個人学習はするが他の学習には消極的、Eすべての学習に消極的特に地域活動には拒否的、F資格取得の学習にの極的、G資格取得以外のすべて学習に積極的、H資格取得とスポ-ツを除くいずれの学習も行い特に個人学習に積極的以上の8類型である。地域における学習機会に関しては御殿場市において教育委員会、市長部局、学校、企業等における生涯学習関連事業の調査を行い、数量的には行政機関が一般市民を対象とする事業が最も多く教育委員会の事業が32.6%でありその重要性が明らかになった。今後は各類型に即した学習機会の提供のあり方が検討されなければならない。
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