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女子教育に関する史的研究ー裁縫女学校を中心としてー

研究課題

研究課題/領域番号 63510151
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 教育学
研究機関鹿児島女子大学

研究代表者

二見 剛史  鹿児島女子大学, 文学部, 教授 (00102640)

研究期間 (年度) 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1988年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード女子教育 / 裁縫教育 / 裁縫女学校 / 家政学 / 良妻賢母主義
研究概要

本研究は、明治末から大正期にかけ全国各地に族生した裁縫女学校を事例にして、日本近代女子教育の問題点を明確にすることを目的としている。予備調査の結果、明治期に創設された裁縫女学校は、東京(渡辺)裁縫女学校関係者(主として卒業生)によるものだけでも、全国に百校あり、その後、大正昭和期に栄枯盛衰の波を受けつつも、そのいくつかは、大学を擁する総合学園になった。東京裁縫女学校→東京家政大学もその一例で、創立百周年記念の生活資料館には全国で活躍している卒業生の様子を伝える資料が収集されている。他の事例も集めたい。そこで、科研費にもとづく今回の史料調査は3回にわたって実施した。《8月調査》渡辺学園(東京都)・九里学園(米沢市)・三島学園(仙台市)・柴田学園(弘前市)《10月調査》常磐学園(太田市)・山村学園(川越市)・純美礼学園(大津市)《2月調査》玉木女子学園(長崎市)・久田学園(佐世保市)である。このほか学会出張の前後を利用して安田学園(広島市)や静岡女子裁縫義塾(現在廃校)の関係者等にも面談した。裁縫教育の社会的位置づけは、わが国資本主義の発達と共に変遷し、上記学園の様相も明治大正期と現在とでは隔世の感があるが、裁縫女学校(女子技芸学校)等の創設に努力した先覚者たちの教育観、建学の意志が何であったか、全国各地に所在している学園を直接訪問し、関係者と面談してみると、創設者たちの生涯には胸を打たれるものが多かった。調査に平行して資料整理を実施しているが、貴重なものを入手でき、研究の深まりが期待できそうである。研究成果の一部は、教育史学会第32回大会(於和洋女子大学・63年10月)で口頭発表し、鹿児島女子大学の『研究紀要』に論文として収めた。なお、「女子教育関係文献資料目録ーー裁縫女学校の部ーー」を編集、印刷した。

報告書

(1件)
  • 1988 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 二見剛史: 鹿児島女子大学研究紀要. 10. 155-177 (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

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公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

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