研究課題/領域番号 |
63510161
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 国立教育研究所 |
研究代表者 |
石坂 和夫 国立教育研究所, 第四研究部第三研究室, 室長 (20099906)
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研究分担者 |
加藤 幸次 上智大学, 文学部, 教授 (00000084)
藤田 正春 国立教育研究所, 第四研究部第一研究室・文部教官, 研究員 (10165392)
高浦 勝義 国立教育研究所, 第四研究部第二研究室, 室長 (40110093)
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研究期間 (年度) |
1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1988年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 個人差 / 学習プログラム / 個別指導 / 指導学習形態 / 多目的スペース |
研究概要 |
個性重視の観点から個別化を図り、個人差に応ずる学習指導を実践する学校が増加している。新しい改訂学習指導要領では、一人ひとりの児童生徒の学習特性を把握し、学習指導の改善を図ることを一層重視している。 本研究は、児童の個人差に着目して、新しい授業を創り出し、実践に移し、拡めて行くことを目指して、過去10年近く実践してきた私たちの研究グループの研究過程の一つのまとめである。 教育の個別化を図り、個人差に応じた指導を実践して行くためには、学習教材の開発と利用、学習環境の整備、及び個別化教育に学力保障の問題が解決されることが必要である。このための現場への指導援助を私たちのグループは絶えず心掛けてきた。 本報告書では、前二者を中心にまとめたが、同時に学力保障問題についても資料の収集、分析を行ってきた。本報告書の骨子は次の通りである。 (1)昭和60年から新しい形態による指導・学習を行っている全国の小・中学校289校の教育環境-多目的スペースの活用状況を分析した。 (2)指導学習形態はとうなっているかについて289の小・中学校における学習指導のあり方及び普及状況を調べ分析した。 (3)分析に当っては、この基礎となる「個人差」、「新しい学習指導のプログラム」、「処遇方法」について検討した。 上記のような資料分析に基づいて、個別化教育における学習能力の形成状況を分析した。この研究は、私たちグループがさらに研究発展させるべく継続して研究をして行く予定である。
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