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日蓮宗初期教団における古文書の様式とその伝存に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 63510185
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 日本史
研究機関立正大学

研究代表者

中尾 堯  立正大学, 文学部, 教授 (70070521)

研究期間 (年度) 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1988年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード日蓮宗の古文書 / 日蓮聖人遺文 / 京都十六本山会合用書類 / 妙顕寺文書
研究概要

この課題にしたがって、基礎的史料の蒐集にあたり、その整理作業を目下継続中である。
1)国立歴史民俗博物館に6ケ月間ほど寄託された、中山法華経寺所蔵の日蓮聖人御真蹟聖教等について、綿密な調査研究を施した。特に、古文所・典籍としての形態的研究に主眼を置き、一点一点についての精密なカードを作成し、全体的なカラー撮影を完了する。目下のところはその全体的な整理を行っているが、国宝・重文を含んだ100点にものぼる大部のものであるから、その完了にはさらに相当の日数が必要である。この研究により、鎌倉時代の宗教界における、文書・記録の形態的把握ができるとともに、今後における保護・維持についての貴重なデータが得られたことは注目されてよかろう。
2)京都頂妙寺において発見された「日蓮宗京都十六本山会合用類」の、簿冊について解読と分類を行い、その一部を刊行した。この資料は日蓮宗の寺院体制とその歴史的動向を、教団の内と外の両面から把握できるものとして注目されており・平成1年度中にその出版が完了する。本年度は全体的な目録を作成した点が成果である。
3)日蓮宗における古文書の代表的な例として注目されるのが京都妙顕寺で、その膨大な中世文書の撮影を完了し、目録の作成と解読の作業を目下進めている。明年から刊行の予定である。
4)土佐要法寺文書の調査を行い、その全貌を把握した。目下これらの史料について整理中で、本年度中には史料集としてまとめてみようと思う。当寺は静岡県から高知に移動した寺で、その宝物は中世の東国における日蓮宗の宝物の内実を的確に物語っていると思われる。

報告書

(1件)
  • 1988 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 中尾堯: 立正大学大学院紀要. 4. 31-53 (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 中尾堯: "頂妙寺文書III" 大塚巧芸株式会社, 250 (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

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公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

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