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近世の駈込みに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 63510190
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 日本史
研究機関関東短期大学

研究代表者

高木 侃  関東短期大学, 商経科, 助教授 (40099198)

研究期間 (年度) 1988 – 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1989年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1988年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード駈込み / アジ-ル / 縁切寺 / 寺社奉行 / 満徳寺 / 東慶寺 / 武家屋敷 / 火元入寺 / アジール
研究概要

1.史料調査の主要な成果は,アンケ-トによって所在が判明していた、盛岡南部藩・府中(甲府)藩に関する縁切り駈込み、および八戸藩における火事の火元入寺について、新知見が得られたことが挙げられる。
2.火事の火元入寺は全国的に行われた慣行と推測していたが、福井県内の調査を通して、その地域にもともと火事の火元入寺の慣行があったということよりも、大名(支配者)側にそれを許容する法意識が存在することの方が主要な要因と考えられることを立証したが、このほかにも秋田・盛岡・越後などの事例を新たに収集することができた。
3.当初計画の通り、新田文庫(群馬大学付属図書館所蔵)の史料、つまり満徳寺至近距離の岩松満次郎家における縁切り駈込み慣行を精査したこと、そのほか縁切寺満徳寺のすぐ隣家である正田家での駈込み受容などを検討し、その成果は4の出版物に採録した。
4.史料調査を精力的に行うことと並行して、平成元年度が最終年度ということで、史料整理に力点をおき、研究成果として、『縁切寺満徳寺の研究』をまとめた。すでに史料編をはじめとして初校が出始めているので、1990年7月頃までには遅くとも出版予定である。さらに近世における駈込み(アジ-ル)の普遍性と特殊性を分析し、グロ-バルな観点から総合的研究としての「駈込みに関する実証的研究」につなげたい。

報告書

(2件)
  • 1989 実績報告書
  • 1988 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 高木侃: "家族の絆ー離縁状と親子契約文書にみるー" 週刊朝日百科 日本の歴史・別冊 文献史料を読む・近世,歴史の読み方 6. 6. 51-55 (1989)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] 高木侃: "縁切寺満徳寺の研究" 成文堂, 620 (1990)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] 高木侃: 群馬県史研究. 29. 76-100 (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 高木侃: 大和市史研究. 15. (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

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公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

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