• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

フランス人権宣言と社会主義ー交錯・対立関係の法思想史的研究ー

研究課題

研究課題/領域番号 63520005
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 基礎法学
研究機関神奈川大学

研究代表者

藤田 勇  神奈川大学, 法学部, 教授 (00012998)

研究期間 (年度) 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1988年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワード政治的自由 / 労働の経済的解放 / 土地と自由 / 自由主義 / 民主主義 / 社会主義 / 都市共同体 / 農村共同体 / 生産者の自由なゲノッセンシャフト / 革命権力 / 権威主義(国家社会主義) / 中央集権主義 / 無政府主義
研究概要

1.研究対象の限定 社会主義思想諸潮流における「自由と権利」、とりわけ「政治的自由」の位置づけを明らかにすることを課題の焦点とし、思想潮流別(または思想家別)の扱いではなく、国別の扱いでもなく、世界の社会主義思想・運動史上突出した意義をもつとみられる事象を中心として、そこに流れ諸思想、諸運動のかかわりあいを一時代の「問題構造」として対象にする、という扱い方を選択することにした。
2.本年度の主たる研究内容
(1)1848〜49年のヨーロッパ革命から1871年のパリ・コミューンにいたる時期。イギリスのトレードユニオニズム、フランスのプルードン派、ドイツのラサール派、そしてバクーン派、ブランキストといった諸潮流およびマルクス主義思想の対抗と交錯。とくに、そこでの対抗が「自由」派対「民主主義」派として整理される場合の含意(「国家社会主義」、「ブルジョア的社会主義」という相互の非難)。
(2)1875年ドイツ社会主義労働者党結成から十九世紀末〜二十世紀初頭の修正主義論争にいたる時期。この時期は、ロシアにおけるナロードニキ思想、運動の展開・変質という独自の思想史過程を含んでいる。前者については「成熟」したマルクス主義における「自由と権利」の位置づけ、ベルンシュタインの問題提起における「自由」民主主義」が、後者については、ロシア・ナロードニキ主義における「政治的自由」の独自の位置づけの官意が問題となる。
3.残された課題
(1)上述ののちに、20世紀におけるロシア・マルクス主義およびロシア革命における「政治的自由」問題の再整理を試みる。
(2)上述の本年度研究のうち、ラサール主義など手薄の部分について補充をおこなう。

報告書

(1件)
  • 1988 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 藤田勇: 神奈川大学評論. 3号. 29-36 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 藤田勇 編著: "フランス人権宣言と社会主義" 日本評論社, 280 (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

URL: 

公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi