研究課題/領域番号 |
63530057
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
商学・経営学
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研究機関 | 一橋大学 |
研究代表者 |
平田 光弘 一橋大学, 商学部附属産業経営研究施設, 教授 (40017489)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1989年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1988年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | EC統合 / 大欧州統合 / 日欧米自動車メ-カ- / 国際化戦略 / 世界化 / 現地化 / 国際分業 / 経営理念 / 円高対応 / EC市場統合 |
研究概要 |
昨89年来、政治・経済・社会面で世界の注目を集めたのは、欧州である。それはEC統合を核とする大欧州統合への動きとなって展開されつつあるが、日欧米自動車企業の国際化戦略も、こうした欧州に積極的に向けられている。〔I〕日本メ-カ-の動き トヨタ(英国に乗用車工場・エンジン工場を単独で建設、伊・ベルギ-にデザイン拠点、欧州での販売網強化、VWとの提携強化)日産(英国・スペインの生産拠点間で乗・商用車の相互補完体制、英国工場の自動化推進、現地設計・開発体制強化、現地部品メ-カ-との連携強化)マツダ(欧州販売網の再編、研究開発拠点の強化、欧州フォ-ドとの小型乗用車共同生産)本田(英国RGに資本参加、乗用車工場の共同建設、英国に欧州統括本社設立、研究開発拠点の拡充)三菱自工(三菱グル-プの一員としてベンツグル-プとの関係強化、オランダに欧州統括本社設立、クライスラ-との合弁工場建設予定)〔II〕欧州メ-カ-の動き ベンツ(MBBを系列化、MANと共同でエナサ買収、三菱・米UTCと提携)VW(フォ-ドと乗用車の共同開発・生産)BMW(欧州販売体制の再編)ルノ-(ボルボと資本提携を中心にした全面提携)〔III〕米国メ-カ-の動き フォ-ド(ジャガ-買収)GM(サ-ブスカニア買収) 以上は日欧米主力自動車企業の動きであるが、これらの再編・合理化は東欧・ソ連市場をも視野に入れて進められている。日欧米メ-カ-の生き残り戦争は熾烈である。こうしたメ-カ-でに呼応して、部品メ-カ-にも動きが見られる。日本の系列・提携部品メ-カ-の欧州進出、独仏部品メ-カ-の提携強化などはその一例である。さらに日欧米メ-カ-の東欧・ソ連企業との合弁事業なども、一部に見られるが、ここではその指摘にとどめる。
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