研究課題/領域番号 |
63530069
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
商学・経営学
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研究機関 | 富山大学 (1989-1990) 富山県立技術短期大学 (1988) |
研究代表者 |
田中 祥子 富山大学, 経済学部 教授 (00089004)
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研究分担者 |
松浦 彰英 富山県立技術短期大学, 応用数学科, 教務職員 (70089035)
松田 重生 富山県立技術短期大学, 応用数学科, 助教授 (70089019)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1990年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1989年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1988年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 日経平均 / 株価指数オプション取引 / コ-ル・オプション / プット・オプション / ブラック=ショ-ルズ・モデル / 出来高 / 建玉 / 投資戦略 / 日経225オプション / 株価指数オプション / 株式先物取引 / 裁定取引 / プット / コ-ル / ロ-ル・オ-バ- / 金地金価格 / オプション評価 / ブラックニショールズ / 株式収益率の分布 / ボラティリティ / バイヤス問題 / アト・ザ・マネー / 株価指数先物取引 / 日経225 / TOPIX / SIMEX |
研究概要 |
1.日経平均オプション取引・大証について、1989年6月12日から年末までの日次デ-タを重回帰分析によって観察した結果、つぎのような知見を得た。 (1)コ-ル・オプション取引量はプット・オプション取引量により回帰される。曜日効果は明らかでない。 (2)日経平均コ-ル・オプション終値は、その日の始値とB=S理論値の差、その日の日経平均、同ボラティリティでよく回帰される。 (3)プット・オプション終値についてコ-ルと同じ説明変数を用いたところ、若干フィットが悪かった。 2.銘柄別コ-ル、プット・オプションの市場価格、出来高、建玉、B=S理論値などについて、フリ-ハンドで分析した結果、つぎのような知見を得た。 (1)寄付日は最終権利行使日の20〜40日前が多く、同一銘柄のコ-ルとプットが同じ日に寄付くことが多い。 (2)日経平均先物では建玉が若干出来高を超えるが、日経平均オプション取引では出来高が建玉より多い。 (3)時間価値が減少してもオプション市価が下らないのは、ボラティリティが高まった時である。 (4)オプションが最終売買日に権利行使されるのは稀である。 (5)投資戦略は単純売買による値ざやの確保や、コンバ-ジョン、コンビネ-ションが用いられたと思われる。 3.湾岸戦争の影響はわが国派生証券市場にもあり、戦争関係ニュ-ス、原油価格、爲替レ-ト、日米金利、日米株価に連動している。1990年8月〜1991年2月にはI.Vが30〜50%であり、オプション取引は増加し、1990年10月末からは建玉が出来高の2〜3倍であった。
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