研究課題/領域番号 |
63540074
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
代数学・幾何学
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研究機関 | 津田塾大学 |
研究代表者 |
坂本 幸一 津田塾大学, 学芸学部, 助教授 (40090518)
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研究分担者 |
太田 香 津田塾大学, 学芸学部, 助教授 (60147006)
三鳥川 寿一 津田塾大学, 学芸学部, 教授 (80055318)
森 光弥 津田塾大学, 学芸学部, 教授 (90055278)
片山 孝次 津田塾大学, 学芸学部, 教授 (10055296)
福原 真二 津田塾大学, 学芸学部, 教授 (20011687)
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研究期間 (年度) |
1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
800千円 (直接経費: 800千円)
1988年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | ラムダ不変量 / ホモロジー球面 / ザイフェルト多様体 / 完全交叉ミルナーファイバーの指数 |
研究概要 |
3次元ホモロジー多様体にかんする、キャッソンのラムダ不変量について、昨年度の後半から世界中で様々な結果が得られ、今年度に入って、それらの情報が次々に我々の手にもたらされた。その1つに、特異ファイバーが3本のみの、ザイフェルトホモロジー球面のラムダ不変量は、対応する3変数ブリースコーン多項式の特異点のリンクとして現われる多様体を調べればよく、その値は、対応するミルナーファイバーの指数の1/24であるという、フィンツシェル・スターンの結果があった。これは我々の研究テーマと直接に係わってくる問題であった。そこで、我々は彼等の結果を、一般のザイフェルトーホモロジー球面へ拡張することにした。そして最終的に、研究分担者の福原のラムダ不変量の和公式と、ヒルツェブルフのブリースコーン完全交叉特異点にかんする、ミルナーファイバーの指数公式を応用して、完全な解決を見た。さらに、整数論的考察により、特異ファイバーのウェイトから、ラムダ不変量を求める公式を得た。 我々の参考にした、海外での様々な結果は、まだほとんど、公的雑誌には出版されておらず、各種のシンポジウムに参加するなどして、多くの情報を得ることができた。また研究分担者からの整数論的な貢献も大であった。
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