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非線形振動と波動の数値解析的研究

研究課題

研究課題/領域番号 63540172
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 数学一般
研究機関徳島大学

研究代表者

篠原 能材  徳島大学, 工学部, 教授 (40035803)

研究分担者 長町 重昭  徳島大学, 工業短期大学部, 助教授 (00030784)
伊藤 正幸  徳島大学, 総合科学部, 助教授 (70136034)
亀高 惟倫  徳島大学, 総合科学部, 教授 (00047218)
深貝 暢良  徳島大学工学部, 講師 (90175563)
田中 忠  徳島大学, 工学部, 教授 (80035584)
研究期間 (年度) 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1988年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード非線形振動の数値解析 / 概周期現象の数値解析 / 概周期解の安定性 / 常微分方程式の初期値問題の数値解析 / 条件数 / Exponential Dichotomy / Ljapunov数
研究概要

非線形振動と波動に現われる概周期現象の数値解析を次の3点に絞って研究した。
1.概周期現象の数値解析のための基礎理論の確立,
2.概周期解の安定性,
3.常微分方程式の数値解法.
先ず第1の基礎理論としては、ウラベの定理を一般化した。即ち、準周期関数の性質を研究するために、故ウラベ教授は、擬周期関数の概念を導入し、この概念を経由して、解の存在と誤差評価を与える定理をつくり証明したが、我々は、命題「準周期関数例の一様極限もまた準周期関数となる」を発見し、これを用いることによってウラベの定理の証明がより簡潔になることを示した。さらに一般化されたExponential Dichotomyの概念を導入することによって、非線形性の強弱に無関係に我々の定理が成立し、応用範囲が広いことがわかった。
第2の概周期解の安定性については、非線形微分方程式の解に関する第1変分方程式の解のLjapunov数が重要な役割を演じることが数値計算によって判明した。この数値結果を手がかりに、概周期解のModuleの数理と安定性の研究を発展させる予定である。
最後に、第3の常微分方程式の数値解法について報告する。常微分方程式の初期値問題(dy)/(dt)=f(t,y)、y(t_0)=y_0の解y(t)(t_0≦t≦T)をStep-by-Step法y_<R+1>=y_R+h_Rψ(t_R,x_R;h_R)(R=0,1,2,3,……)で数値積分するとき、局所誤差r(t_R)の影響で我々は初期値問題(dx)/(dt)=f(t,x)for t≠t_R、x(t_R)=x(t_R+0)=x_R、x(t_R+0)-x(t_R-0)=r(t_R)の不連結解x(t)を求めることになるので差のノルム||x(t)-y(t)||が如何なる挙動を雌かによって解y(t)が数値計算によって安定に求まるかどうかを論じるために、新しく条件数の概念を導入した。

報告書

(1件)
  • 1988 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 篠原能材: 電子情報通信学会技術研究報告(信学技報). 88-186. 61-62 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] Yoshitane SHINOHARA: J.Math.Tokushima Univ.23. (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] Shigeaki NAGAMACHI: Letters in Mathematical Physics. 15. 17-26 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] Yuji KOBAYASHI: Proc.Japan Acad.64. 249-252 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] Nobuyoshi FUKAGAI: Funkc.Ekvac.

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

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公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

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