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光DISKシステム導入によるビューティ粒子探索の能率化

研究課題

研究課題/領域番号 63540213
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 核・宇宙線・素粒子
研究機関名古屋大学

研究代表者

星野 香  名古屋大学, 理学部, 助手 (70022738)

研究分担者 丹羽 公雄  名古屋大学, 理学部, 助教授 (60113445)
丹生 潔  名古屋大学, 理学部, 教授 (50013363)
研究期間 (年度) 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1988年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード光DISK / 高エネルギー物理学 / 大量データ / DST / SCSI
研究概要

高エネルギー物理学実験では大量のデータをオンラインでMT(マグネティク・テープ)に蓄積しオフライン処理で物理現象の解析を行ってきた。その形態のほとんどはシーケンシャルなデータ処理であった。ところが、エマルションの解析では、高速でかつランダムにデータにアクセスして作業をしていく解析方法をとるため、従来の様なMTといった媒体を用いたやり方では、到底なし得えないことであった。そこでこの分野では未曽有の試みである光DISKという新しい媒体を用いる事によって不可能を可能にし、エマルション解析の能率を大きく向上させるのに貢献してきた。具体的には、当時発売準備段階にあった廉価な光DISKドライバーをリコー(株)より取り寄せて当研究室に於てSCSIインターフェイスを用いパーソナルコンピュータ-PCー98シリーズをホストとして光DISKドライバーをハンドリングするソフトウェアの開発整備を行い、Fermilab E653実験に於て作り出された大量のDST(Data・Summary Tape)を光DISKにコンバートし、更の当研究室のコンピューターシステムとリンクするソフトウェアを作り上げ光DISKをデータを引き出すベースとする新しいシステムを構築した。また、このシステムは当研究室のみに留まらず同じ様なコンピューターシステムを有する先に述べた実験の国内の共同研究者のもとにも光DISKシステムを構築し、小規模の大学に於ても大量のデータを扱うことができる画期的なものと成った。これに伴い2台のドライブを用いてメディア間のコピーユーティリティーも開発した。
現在では光DISK無くしては解析が成立しなくなるような必要不可欠なもので、光DISKが及ぼした効用は計り知れない。また、この事は高エネルギー物理学の分野に新たなる礎を築き上げた。今後は、この分野のいろんな方面への利用の可能性が期待される。

報告書

(1件)
  • 1988 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] K.NIWA: Nucl.Inst.Meth.A. 270. 42-55 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] K.NIWA: Nucl.Inst.Meth.A. 270. 403-410 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] K.HOSHINO: Europhys.Lett.6. 131-137 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] K.NIU: Phys.Lett.B. 209. 113-118 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

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公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-09-12  

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