研究課題/領域番号 |
63540229
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
核・宇宙線・素粒子
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研究機関 | 豊田工業大学 |
研究代表者 |
北門 新作 豊田工業大学, 工学部, 教授 (20027345)
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研究分担者 |
大貫 義郎 名古屋大学, 理学部, 教授 (90022532)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
800千円 (直接経費: 800千円)
1989年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1988年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
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キーワード | 量子異常項 / Wess-Zumino模型 / BRSTー量子化 / Chern-Simons項 / カレント代数 / シュヴインガ-項 / 位相幾何学的場の理論 / BRST-量子化 / BFVの量子化法 / グラスマン数 / 統計性 / BRST / 拘束系 / Second Class Constraint. |
研究概要 |
量子異常項を実効的に表現する4次元のWess-Zumino模型において、異常項が正準構造に与える影響を考察し、ガウスの法則の破れと、対応するカレント代数に現れるシュヴインガ-項を計算し、ゲ-ジ場に質量項がある場合には、ガウス則の関係式がDiracの第2種拘束系として解けることが示せた。このため、この理論は量子化することができた。この結果を利用して、フェルミ場を含んだアノ-マラスな理論の量子化についても同様な考察を行ない、論文(1)(2)で発表した。次に位相幾何学的な場の理論のBRST量子化をBatalin-Fradkin-Vilkoviskyの方法を用いてシステマティックに実行し、4次元の位相幾何学的Yang-Mills理論と2次元の位相幾何学的シグマ模型についての結果を論文(3)で発表した。現在はChern-Simons項がboson-fermion transmutationを引き起す機構を幾何学的手法を用いて研究している。場の理論の位相幾何学的な側面の研究はこれからもますます重要になると思われる。
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