研究課題/領域番号 |
63540231
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
核・宇宙線・素粒子
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研究機関 | 高エネルギー物理学研究所 |
研究代表者 |
清水 韶光 高エネルギー物理学研究所, 物理研究部, 教授 (20011744)
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研究分担者 |
日笠 健一 高エネルギー物理研究所, 物理研究部, 助手 (20208739)
林 青司 高エネルギー物理学研究所, 物理研究部, 助手 (80201870)
萩原 薫 高エネルギー物理学研究所, 物理研究部, 助手 (50189461)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1990年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1989年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1988年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
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キーワード | 輻射補正 / 電子陽電子衝突 / 弱電磁相互作用 / 超対称性 / B中間子 / 量子色力学 / トリスタン / LEP / ヒッグス粒子 / 複合模型 / CP非保存 / ジェット現象 / 中性B粒子 / トッポニウム |
研究概要 |
1.弱電統一理論による輻射補正の計算が完成され、その総合報告が、Prog.Theor.Phys.誌に掲載された。 2.弱電統一理論及び量子色力学のあらゆる反応の散乱振幅及び断面積を自動的に計算するコンピュ-タ-プログラムが完成され、その成果を国際会議に於いて報告、又、論文として発表した。 3.本研究の最も重要な成果の一つである、量子色力学にもとずく、ジェット生成法の解説を現在準備している。これは今後のトリスタン実験に於いて最も重要な分野となるからである。 4.トリスタン及びLEP領域におけるe^ーe^+消滅断面積に対する量子色力学による高次補正項の、定量的な解析を行なった。 5.B中間子の準レプトン崩壊過程をモデルを用いて解析し、小林一益川の行列要素測定に含まれる誤差を評価した。 6.トッポニウム等のカラ-自由度を持った粒子の束縛状態が生成される断面積を一般的に考察した。 7.超対称性理論に現われるトップクォ-クのスカラ-対が、トリスタン領域で生成される可能性を考察した。 8.トリスタン領域ではわずかに大きなハドロン生成比、LEP領域ではわずかに大きなZの崩壊比が観測されているが、これらが超対称性粒子による輻射補正の効果である可能性を考察した。
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