研究課題/領域番号 |
63540235
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
固体物性
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研究機関 | 神戸大学 (1989) 東北大学 (1988) |
研究代表者 |
難波 孝夫 神戸大学, 理学部, 助教授 (30091721)
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研究分担者 |
池沢 幹彦 東北大学, 科学計測研究所, 教授 (10004334)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1989年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1988年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | シンクロトロン放射光 / ミリ波光源 / ミリ波分光 / ゲルマニウム / 2音子過程 / シンクロトン放射光 |
研究概要 |
従来の発振管の代わりに波長連続可変なミリ波光源として電子蓄積リング(分子科学研究所所属のUVSOR)から得られる放射光を用いたミリ波分光研究を行った。 初年度の昭和63年度はUVSOR施設に設置されている遠赤外分光用装置をミリ波分光用に改良し、放射光が高輝度のミリ波光源であることを実証した。 計画の最終年度である平成元年度では、この装置を用いてゲルマニウム(Ge)のミリ波吸収実験を行い、約5cm^-にピ-クを持つ幅広い吸収帯を初めて検出した。本研究によって放射光を用いたミリ波分光研究が世界で初めて実施され、放射光がミリ波分光研究用の新しい光源として有用であることが明らかとされた。 今後は、ミリ波領域にのみ固有の感度をもつ高感度ミリ波検出器(例えば、液体ヘリウム3(He^3)で冷却したボロメ-タ-)を採用することにより更に将来の発展が期待できる。
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