研究課題/領域番号 |
63540257
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
固体物性
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
友寄 友造 琉球大学, 教養部, 助教授 (20045173)
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研究分担者 |
深水 孝則 琉球大学, 教養部, 助手 (10199169)
与那城 勝邦 琉球大学, 教養部, 助教授 (10045164)
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研究期間 (年度) |
1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1988年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 超イオン電導体 / 拡散機構 / 連続体モデル / 超格子 / 量子井戸 |
研究概要 |
当研究において我々は超イオン導伝体におけるイオン及び電子系のダイナミクスに関心を持ち研究を行ったきた。超イオン導伝体中におけるイオンの伝導機構は一般には複雑な多体問題であり電子系を含めた厳密な取扱いはなされていない。我々はイオン系のダイナミクスの問題を長波長領域で良い記述である連続体モデルを用いて取扱いイオンの集団運動を調べた。特に今日の新技術を用いて開発されている超格子構造をもつ新物質の動的性質に研究の焦点をあてた。未だ実現はしてないが超イオン導伝体とイオン結晶が交互に積みあげられた周期構造をもつ超格子、すなわち層状超イオン導伝体の様々な動的性質を研究し、日本物理学会、個体イオニクス研究会等で、その成果を発表してきた。この様な物質は2次元系と3次元系の中間的な性質をもっており、超イオン導伝体中におけるイオンの伝導機構の解明にも大な知見を与えてくれるものと思う。又我々は既に実現している半導体超格子中の電子系の問題にも研究を行ったきた。半導体超格子中の電子系の状態特に量子井戸中不純物に束縛された状態あるいは正孔との束縛状態の結合エネルギ等を計算し研究成果を物性研究に発表した。 今後の研究方向として、超イオン導伝体中のイオンの伝導機構を連続体モデルによる電子系を含めた混合伝導の立場から解明する事と物質の構造(例えば2次元的、3次元的あるいは層状であるか)にイオン電子系のダイナミクスがどのように依存するかを調べる予定である。更に微視的立場からのイオン系のダイナミクスの研究その物質構造の次元性との関わり等も調べる予定である。
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