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岩石の繰り返し破壊と割目分布の自己組織化

研究課題

研究課題/領域番号 63540305
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 固体地球物理学
研究機関神戸大学

研究代表者

伊東 敬祐  神戸大学, 理学部, 教授 (00030792)

研究分担者 平田 隆幸  筑波大学, 物理工学系, 助手 (20202278)
研究期間 (年度) 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1988年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード岩石破壊 / 割れ目分布 / フラクタル / 自己組織化
研究概要

1.割れ目分布の測定方法を確立するために、岩石及び石膏の破壊片に螢光塗料を染み込ませて、反射螢光顕微鏡で観察し、画像処理によって割れ目分布を計測するシステムを作成した。
2.より微細な割れ目の測定のために、走査電顕による割れ目の判定法を試行している。
3.繰り返し破壊試験装置は、原理的には無限の歪みを発生できる回転式の装置を試作しているが、技術的に成功していない。今後、改良して完成させる予定であるが、無限歪みには無理があって、繰り返し可能の範囲で有限歪みにとどめる形式も試作する予定である。
4.定常的な繰り返し破壊ではないが、過渡的な変化をとらえている現有のデータの解析結果をもとにして、繰り返し破壊の数理モデルを考えその挙動を調べた。このモデルは実験の過渡的な変化を説明できると同時に、定常状態に達した後の挙動は、地震の大きさ分布、余震の減衰、震源の空間分布に関する経験則を統一的に説明できる。
5.割れ目の空間分布から、分布のフラクタル性更にマルチフラクタル性(フラクタルの非一様さ)を計算できるソフト・システムを作った。
6.今後の計画として、過渡現象でなく定常過程までとらえられる実験装置の完成が第一である。次いで、実験と地震の間をつなぐモデルとして、4に述べたモデルの精密化をはかる。

報告書

(1件)
  • 1988 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] K.Ito;M.Matsuzaki: Journal of Geophysical Research.

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] T.Hirata: Pure and Applied Geophysics.

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

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公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

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