• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

応力下における分子集合体の振動分光学

研究課題

研究課題/領域番号 63540348
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 物理化学一般
研究機関学習院大学

研究代表者

石井 菊次郎  学習院大学, 理学部, 教授 (30013543)

研究分担者 仲山 英之  学習院大学, 理学部, 助手 (00155889)
研究期間 (年度) 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1988年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード分子結晶 / ラマンスペクトル / 圧力 / 応力 / フェノチアジン / ニオブ酸ランタン / ビフェニル / ビス-パラクロロ-スルホン
研究概要

上記の研究課題につき、今年度は以下のように研究を行なった。
1.クライオスタット中に挿入し、試料に応力をかけるための治具の製作
使用するクライオスタットを実際に購入し試料空間の大きさを調べたところ、当初考えたギアを用いる治具は、十分な応力を発生できない恐れがあることが分かったので、方針を変更し、高圧ガスを用いる治具を設計した。現在、部品を手配している。この関係で、計画した具体的な測定は来年度行なうことになった。
2.フェノチアジンの精製および単結晶の作成
予定通りに精製とブリッジマン法により単結晶の作成を行った。現在、昇華法により、さらに良い単結晶をつくることを試みている。これらの結晶は、上述の治具ができ次第、測定に供する予定である。
3.応力下におけるLaNbO_4結晶のラマンスペクトルの時間変化の研究
表記の結晶のラマンスペクトルを詳細に解析し、NbO_4^-イオンの回転的格子振動によるバンドのバンド幅が、分域界面の移動の後のある時点において、わずかな不連続変化を示すことを見いだした。これは、応力下で準安定な状態にあった結晶が、協力的に緩和をすると解釈できる。この結果について、後に示す論文を発表した。
4.他の物質についての関連する研究
ビフェニルとそのハロゲン置換体の結晶に圧力を掛けることにより、格子振動と分子内振動の混合状態を変化させることができることを見いだした。
ビス-パラクロロフェニル-スルフォン結晶が、光学モードのソフト化を伴う相転移を140k近傍にもつことを見いだした。

報告書

(1件)
  • 1988 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 石井菊次郎: Phys.Status Solidi A. 111. 570-577 (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 仲山英之: Solid State Commun.67. 179-182 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

URL: 

公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi