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〔3.3〕アヌレノファン類の合成とそれらのΠ-Π相互作用

研究課題

研究課題/領域番号 63540404
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 有機化学一般
研究機関九州大学

研究代表者

新名主 輝男  九州大学, 理学部, 助教授 (90037292)

研究分担者 稲津 孝彦  九州大学, 理学部, 教授 (60037207)
研究期間 (年度) 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1988年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワードアヌレン / アヌレノファン / シクロファン / Π-Π相互作用
研究概要

研究実施計画に基づき最初の目標化合物である〔3.3〕(2、7)-(1、6-メタノ〔10〕アヌレノ)ファン1_<a、b>の合成に取り掛かった。まずVogelらの方法に従ってナフタレンから出発して4段階で1、6-メタノ〔10〕アヌレン7__〜を合成した。(約百グラム) 次に7__〜を臭素化して2、7-ジブロム体8__〜とし、引き続いて臭素をホルミル基に変換した後に還元し、生成したアルコール10__〜を臭素化すると環化反応・原料となるプロモメチル化合物11【SY.itorsim〜】が黄色結晶として得られた。(図1)この化合物は比較的に不安定であり、例えばシリカゲルクロマトで分解する。
次に11__〜のアヌレン骨格がTosMIC環化反応並びに引き続いての酸加水分解反応条件に耐え得るかどうかを調べるために、11__〜とEobsMIC付加物12__〜の環化反応を行なった。得られた反応混合物を酸加水分解しシリカゲルクロマトで分離精製した所、目的のアヌレノファンジオン13__〜が23%の収率で得られた。(図2)13__〜のHNMRスペクトルでアヌレン環のメタノ架橋プロトンはベンゼン環の磁気異方性のために、著しく高磁場に現われている。(-1.15ppm)現在11__〜と14__〜を環化し、酸加水分解して粗生成物をシリカゲルクロマトで分離精製している所である。(図3) (図2)

報告書

(1件)
  • 1988 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 新名主輝男、松永智徳、稲津孝彦: Angew.Chem.Int.Ed.Engl.

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

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公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

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