研究課題/領域番号 |
63540508
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
遺伝学
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研究機関 | 東邦大学 |
研究代表者 |
河野 晴一 東邦大学, 理学部, 教授 (70057644)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1989年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1988年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | メクラウナギ目 / 染色体放出 / DNA放出 / Cバンド / 高度反復性DNA断片 / in situハイブリダイゼ-ション / 精巣に特異的なDNA / 高度反復性DNA / in situ ハイブリダイゼ-ション / Eptatretus stouti / 構成異質染色質 / 染色体数 / DNA量 / 制限酵素切断DNAの泳動パターン |
研究概要 |
本邦の4種とカナダ産の1種のメクラウナギ目、ムラサキヌタウナギ(Eptatretus okinoseanus)、ヌタウナギ(E.burgeri)、クロメクラウナギ(Para maxine atami)、メクラウナギ(Myxine garmani)、E.stoutiにおいて生殖細胞系と体細胞系の染色体数を観察したところ、前者はそれぞれ54、52、52、48、16、54、後者はそれぞれ34、36、34、14、34で、その差が20、16、14、2、20であり、どの種においても生殖細胞系の方が染色体数が明らかに多かった。体細胞系の生殖細胞系に対する比較DNA量はそれぞれ54.6%(E.oki.typeA)、44.9%(E.oki.typeB)、79.1%(E.bur.)、60.0%(P.ata)、70.2%(M.gar.)、51.3%(E.sto.)であった。2つの細胞系をCバンド処理したところ、生殖細胞に多量の陽性部が現れ、体細胞にはほとんど陽性部は存在しなかった。M.gar.の両細胞系ゲノムDNAより得た6種のprobeによるdot hybridizationにより、肝臓と精巣に対するhybridizationに差は認められなかった。exhaustive hybridizationではCot0.005までと(Cat0.3までの2つの系で検討し、どちらも精巣のDNAに対する有意なhybridは認められなかった。Cot reationは、精巣及び肝臓のDNAが(Cat0ーCot1の範囲ではDNAの成分に大きな差がないことを示している。制限酵素の切断パタ-ンによる比較では、M.gar.とE.bur.は両細胞系間に差は観察されず、E.oki.についてはBamHI並びにDra Iによって生殖細胞に特異的に存在するDNA断片が明らかになった。これらはE.oki.のA、B両タイプにそれぞれ2つのバンドとして観察され、合わせて全放出量の約5%に相当する。この断片の染色体上の分布を調べる目的で、一方のバンドをprobeとして染色体上のin situ hybridizationを行った結果、生殖細胞染色体にのみhybridし、体細胞にほとんどhybridしなかった。
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