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化学計測用表面プラズモン光センサの研究

研究課題

研究課題/領域番号 63550040
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 物理計測・光学
研究機関大阪大学

研究代表者

河田 聡  大阪大学, 工学部, 助手 (30144439)

研究期間 (年度) 1988 – 1989
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1988年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード表面プラズモン / 光センサ / 微小光学 / 化学センサ / 屈折計 / 濃度センサ / 定量分析
研究概要

光励起表面プラズマ共鳴現象の観測を原理とし、光ファイバやマイクロレンズ等の微小光学素子とイメージセンサ等エレクトロニクスディバイスを用いた新しいタイプの化学センサを試作し、そのプロセス計測等への適用性を検討した。以下、具体的成果を列挙する。
1.非駆動角度走査光学系の設計と検討:従来、表面プラズモンの観察は、プリズムに入射する光ビームの角度を回転機構によって変化させて行われていたが、本研究において、イメージセンサとフーリエ変換光学系により電子スキャン機構を3方式、開発し、それぞれを比較した。
2.照明光源系の選択と設計:発光ダイオード、面発光ダイオード、半導体レーザを光源とした場合の、それぞれの、ワイドアングルの入射・照明光学系の設計を行ない、それぞれ試作した。
3.多層膜の設計・試作:角度分解能を上げる目的に、銀薄膜とブリズム間に低屈折率誘電薄膜層を加えることを提案し、(Optics Letters投稿中)、実際に作成した案を用いた実験より、その有効性を確認した。また、サンブルと銀薄膜間に保護用薄膜を塗布することを提案し、実際に作成した。
4.温度依存性の測定と補正法の検討:本センサは、サンプルの温度に強く影響を受けるため、温度補償機構を加える必要がある。本研究ではサーミスタ等を用いず、プラズモンセンシング自身で温度補正する方法を考案した。
5.プロセス計測への広用実験:エタノール等のアルコールに含まれる微量水分の濃度測定を試み、実用的であることを確認した。
6.コンパクトセンサの試作:75mm×35mmの大きさのセンサを実際に作成し、実験を行なった。

報告書

(1件)
  • 1988 実績報告書
  • 研究成果

    (8件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (8件)

  • [文献書誌] O.Nakamura;S.Kawata;S.Minami: Journal of the Optical Society of America A. 5. 554-561 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] K.Matsubara;S.Kawata;S.Minami: Applied Optics. 27. 1160-1163 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] K.Matsubara;S.Kawata;S.Minami: Applied Spectroscopy. 42. 1375-1379 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 河田聡: 計装. 32. 75-78 (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 河田聡: 光学. 18. 8-14 (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] K.Sasaki;S.Kawata;S.Minami: Journal of the Optical Society of America A. 6. 1 (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 河田聡: "応用物理実験学" オーム社, (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] S.Kawata;Y.Kawata: "Optical Computing in Japan" Nova Science, (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

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公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

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