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固定砥粒方式によるアルミニウム,ガラス等サブストレ-ト材の精密ラッピング加工

研究課題

研究課題/領域番号 63550107
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 機械工作
研究機関芝浦工業大学

研究代表者

柴田 順二  芝浦工業大学, 工学部・機械工学第二学科, 教授 (30052822)

研究期間 (年度) 1988 – 1990
研究課題ステータス 完了 (1990年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1990年度: 100千円 (直接経費: 100千円)
1989年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1988年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード研磨 / 平坦度 / 仕上面粗さ / 砥石の弾性 / PVA砥石 / アルミニウムサブストレ-ト / 砥石の摩耗 / 塑性指数 / 構造関数 / パワ-スペクトル / 負荷曲線 / 固定砥粒 / 平面ホ-ニング / 加工面粗さ / 平面ホーニング / アルミニウムサブストレート / 砥石摩耗 / 加工精度
研究概要

精密仕上げ加工法の主流である遊離砥粒ラッピングの欠点を補う目的で,固定砥粒方式(主としてBonded Abrasives)による精密研磨加工の可能性を追究した。その結果を要約すると以下のとうりである。
[1]ラッピング砥石の機械的特性(硬度や弾性係数など)を明らかにした。特にこれらの値は乾式と湿式で大きく異なること,砥石の部分によりかなりむらがあること,そしてこのよウな変動が加工精度にとって無視できないオ-ダであることなどを,理論と実験の両面より定量的に示摘することができた。
[2]砥石ラッピングにおいて,研磨特性の経時変化は避け難い。この抑制には研磨圧力とボンド強度の関係を知ることが重要である。本研究ではこれらの点を実験的に明らかにすると同時に,摩耗機構についても言及できた。
[3]砥石ラッピングにおける加工精度を支配する最大の因子は,砥石プレ-トの平胆度劣化にある。本研究ではこの平坦度の劣化過程を実験的に追跡し,同時にそのメカニズムについて検討した。その結果この形状加工精度を左右する最大の因子は,砥石の弾性係数であることを明らかにした。次いでこれらの結果を基に砥石プレ-トの平坦度劣化過程のコンピュ-タシミュレ-ションを試み,その有効性を確めた。
[4]砥石ラッピングにおける加工面粗さの形成機構は次の3種類に大別できることをまず実験的に明かにした。(1) 転写型 (2) 中間型 (3) Burnish型これら3型態を左右する因子は,粒度と研磨荷重であり,これらの理論的な関係は,ここで提案する塑性指数によって説明できることを示すことができた。砥石ラッピングにおいて支配的なのは(1)と(2)であり今後(3)を如何に実現するかが,斯界の最大の技術課題である。

報告書

(4件)
  • 1990 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1989 実績報告書
  • 1988 実績報告書
  • 研究成果

    (9件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (9件)

  • [文献書誌] Toru WAKUI and Junji SHIBATA: "Some Characteristics of Resin Bond Honing Stone in Flat Honing of Aluminum Substrate" Bulletin of the Japan Society of Precision Engineering. 23ー1. 17-24 (1989)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1990 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 矢野 宏,柴田 順二,他15名(精密工学会編): "光・磁気記録機械工学 (本図書で柴田は第3章基盤の超精密加工(研削)を分担執筆)" オ-ム社, 250 (1991)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1990 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Toru WAKUI and Junji SHIBATA: "Some Characteristics of Resin Bond Honing Stone in Flat Honing of Aluminum Substrate" Bulletin of the Japan Society of Precision Engineering. 23.1. 17-24 (1989)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1990 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 曽根 一秀,柴田 順二: "固定砥粒による研磨仕上面形成機構" 精密工学会秋季大会学術講演会講演論文集. 231-232 (1990)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] 矢野 宏,他15名(本図書で柴田は第3章基盤の超精密加工(研削)を分担執筆): "光・磁気記録機械工学" オ-ム社(精密工学会編), (250)

    • 関連する報告書
      1990 実績報告書
  • [文献書誌] Toru WAKUI and Junji SHIBATA: "Some Characteristics of Resin Bond Honing Stone in Flat Honing of Aluminum Subotrate" Bulletin of the Japan Society of Precision Engineering. 23. No.117-24 (1989)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] 柴田順二: "フィルムラッピングによる精密仕上げ" MACHINIST. 70-74 (1990)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] Toru WAKUI;Junji SHIBATA: Bull. of JSPE. Vol.23 No.1. (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 柴田順二,小林裕: 機械と工具. Vol.33 No.2. 70-74 (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

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公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

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