研究課題/領域番号 |
63550172
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
熱工学
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研究機関 | 姫路工業大学 |
研究代表者 |
細川 よし延 (細川 〓延) 姫路工業大学, 工学部, 教授 (00047565)
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研究分担者 |
細川 力 姫路工業大学, 工学部, 講師 (00047630)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1989年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1988年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 相変化 / 滴状凝縮 / 回転水平円管 / 滴挙動 / 熱伝達 / 滴上凝縮 / 水滴 |
研究概要 |
滴状凝縮においては、凝縮水の挙動はその熱伝達に重要な影響をおよぼす。一般に、伝熱面上の離脱、転落、落下凝縮滴は下部伝熱面の掃除作用による伝熱促進効果と被覆作用による伝熱妨害効果を同時にもたらす。 著者らは回転水平円管を対象として、回転凝縮円管上の凝縮滴の挙動と熱伝達の関係を計算と実験より検討し、滴状凝縮における伝熱促進に関する新しい知見を得る。研究成果に関しては、大別して大気中における回転水平円管上の水滴の挙動に関しての成果と実際の回転水平円管上の凝縮滴の挙動と熱伝達に関する成果とに分けられる。 前者に関しては以下の成果が得られる。 1、回転円管上の単一転落滴の速度分布が得られる。 2、回転円管上の転落滴の付着滞在時間および管表面からの落下位置などが求められる。 3、回転円管上の転落滴が管表面から落下する際の条件が得られる。 4、回転円管上の凝縮転落、落下滴の挙動モデルが得られる。 後者に関しては以下の成果が得られる。 1、簡単な滴転落、落下の計算モデルより、回転円管に関する伝熱特性が得られる。 2、限られた実験範囲ではあるが回転数による伝熱促進効果が認められる。 3、回転円管上の転落、落下滴の掃除作用は回転数の増加にしたがって大きくなるが、残滴による薄膜が形成され、必ずしも高回転で高伝熱促進効果が得られるとは限らない。 4、低伝熱負荷の場合に、比較的広い回転数の範囲において、回転による高伝熱促進効果が期待される。
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