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福祉機器用補助歩行システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 63550181
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 機械力学・制御工学
研究機関茨城大学

研究代表者

白石 昌武  茨城大学, 工学部, 教授 (10091860)

研究分担者 山中 一雄  茨城大学, 工学部, 助教授 (90125807)
研究期間 (年度) 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1988年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード歩行システム / 福祉機器 / ウエイトエネルギー / 空気圧駆動 / 歩行制御
研究概要

歩行システムは外部からエネルギーを一切導入せず、人間が誰でも利用し得る体重をエネルギー源とした。これの歩行システムへの変換は空気圧が最も良いと考えられる。
そこでまず変換器としてのポンプ及びシリンダを主体とした歩行部本体の製作に取りかかった。歩行する人の下肢の状態に応じて本システムが支援することになるので、エネルギーの流れは絞り弁等を介して制御できる様にした。またポンプ及びシリンダの選定は体重をどれだけの空気圧に変換できるか、と言う最も重要な視点に立って行われなければならない。そこでパーソナルコンピュータを用いてエネルギー変換に関するシミュレーション考察を行い、最適なサイズ及び容積を有するポンプとシリンダを決定した。
これらの検討結果の下に完成された歩行システムについて、健常者を対象に実際に装着して歩行実験を行った。体重は左右の腕を介して左右の歩行杖に伝達され、シリンダへと導かれるが、この場合の付加されるウエイトを全体重の1/3と仮定した。それによると体重60Kgfの人で最終的に得られる空気圧は約1.8Kgf/cm^2に達し、下肢を前方向に持ち上げて歩行が可能となることを確かめた。この体重を左、右と交互に掛けることによって、下肢を交互に前方向に進めることも確認され実用化への十分な見通しが得られた。
一方本歩行システムはポンプを始めシリンダその他の部品がどうしても市販品となってしまい、全体の重さが8Kgfとかなり重いものとなった。従って本研究成果を踏まえ、すべての構成部品をアルミ材等による特注品として製作することが今後の課題である。そしてそれが完成した時点で実際に歩行のリハビリテーションを必要としている人を対象に実用化に向けて検討して行き度いと考える。

報告書

(1件)
  • 1988 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 白石昌武: 昭和64年度精密工学会春季大会学術講演会.

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] M.Shiraishi: Proceedings of 1989 Joint Biomechanics Symposium,ASME.

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

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公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

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