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超電導エネルギー貯蔵システムに適した新しい原理に基づく電力変換器の研究

研究課題

研究課題/領域番号 63550208
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 電力工学
研究機関長岡技術科学大学

研究代表者

難波江 章  長岡技術科学大学, 工学部, 教授 (10115115)

研究分担者 小笠原 悟司  長岡技術科学大学, 工学部, 助手 (40160733)
赤木 泰文  長岡技術科学大学, 工学部, 助教授 (80126466)
研究期間 (年度) 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1988年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード超電導エネルギー貯蔵システム / 電力変換器 / 高調波抑制 / LCフィルタ / 並列接続形サイリスタ整流回路
研究概要

イットリウム系セラミック等のいわゆる高温超電導材の発明に伴い、超電導エネルギー貯蔵システムに対する期待が高まってきいてる。従来のシステムでは電力変換器にはサイリスタ整流回路が採用されいてるが、実規模の大容量システムでは送配電系統に種々の高調波障害を引き起こす恐れがある。
本研究は、超電導エネルギー貯蔵システムに適した高性能電力変換器の開発を目的として、以下の研究成果を得た。
1.開発した電力変換器は、高効率で大容量化が容易、しかも高調波を発生しないという優れた特長を有している。これは、基本的には並列接続形サイリスタ整流回路がエネルギーの放出・流入、すなわち交流から直流(直流から交流)への電力変換を行うが、LCフィルタを整流回路と並列に接続し、電圧形PWM変換器を整合変圧器を介して系統と直列に接続している。整流回路の発生する高調波はLCフィルタが補償し、電圧形PWM変換器はLCフィルタと系統インピーダンスとの反共振の抑制と系統かちLCフィルターへの高調波電流の流入の抑制を行う。このため電圧形PWM変換器の容量は整流回路の約2%で済み、97%の高効率(システム効率)を達成することができた。
2.並列接続形サイリスタ整流回路の出力電流のアンバランスを解析し、制御角の誤差が0.25゜の場合でも並列運転が危険となり得ることを明らかにした。この対策として電流フィードバックが有効であることを実験により確認した。従来から相間リアクトルにはギャップ付が用いられていたが、電流フィードバックを付加することによりギャップのない相間変圧器を用いることができる。このため、従来の相間リアクトルと比較して大幅な小型・軽量化(体積容量で1/3)を可能にした。

報告書

(1件)
  • 1988 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 田中俊彦: 電気学会論文誌.

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] F.Z.Peng: IEEE/IAS '89Annual Meeting.

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

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公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

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