研究概要 |
昭和63年6月に神戸で開催されたIEEE ISIT(情報理論国際シンポジュウム)に参加した欧米および国内の代数幾何符号研究者と情報交換を行い、この分野の最新の研究動向を知ることが出来た。具体的には次のような研究者と会った。Gelfand(アルメニア)、Kumar(アメリカ)、Wicker(アメリカ)、水野弘文(電通大教授)、山西健司(日本電気(株)研究所)。 代数幾何符号の論文は対数曲線論に関する数学専門書を引用しておりこれらの専門書を読み必要な予備知識を身に付けることは工学畑の研究者にとっては非常に負担である。したがって有限体の理論しか知らない多くの符号理論研究者でも代数幾何符号を理解することが出来るようにすることを,本研究の最終目標としていたが、残念ながらこれは達成出来なかった。今後もこの目的のために努力したい。
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