研究課題/領域番号 |
63550280
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
情報工学
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
村岡 洋一 早稲田大学, 理工学部, 教授 (50182085)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1989年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1988年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 並列処理 / デ-タフロ- / FORTRAN / スーパーコンピュータ / データフロー |
研究概要 |
アレイ型並列計算機「晴」の特徴は以下のようである。 (1) ハ-ドウェア資源の枯渇を招くことなく効率よい並列処理の実現を可能とするために、ブロック単位でデ-タフロ-制御を行なう。 (2) 従来並列処理が不可能であった条件判断についても、先行実行という新方式を提案して、並列処理を可能とした。 平成元年度の研究実績を以下に述べる。 (1) 要素プロセッサの設計 「晴」は1024台の要素プロセッサから構成される。本年度はこの回路設計を終了した。設計結果は、ゲ-ト数が約23000ゲ-ト、実行性能は5MFLOPSである。 (2) 記憶構成の設計 要素プロセッサ間で共用する大域記憶として、マルチアクセス可能なメモリの方式設計を行ない、シミュレ-ションで性能を確認した。性能を経済的に実現するためにキャッシュメモリを採用し、先読み方式を導入することとした。 (3) 並列コンパイラの試作 サブル-チンを含むプログラムのコンパイル方式を設計し、その試作に着手した。プログラムをマクロブロックに分割し、マクロブロック間およびマクロブロック内で各々独立にコンパイルする方式を採用している。 (4) プログラム開発環境 図によってデ-タフロ-プログラムを開発・デバグできる環境を試作した。
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