研究課題/領域番号 |
63550284
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
電子機器工学
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研究機関 | 石巻専修大学 (1989) 山形大学 (1988) |
研究代表者 |
菅原 澄夫 石巻専修大学, 理工学部, 助教授 (00007197)
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研究分担者 |
富川 義朗 山形大学, 工学部, 教授 (80007004)
工藤 すばる 石巻専修大学, 理工学部, 助手 (20214968)
近野 正 石巻専修大学, 理工学部, 教授 (50006962)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1989
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研究課題ステータス |
完了 (1989年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1989年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1988年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | ジャイロスコ-プ / 圧電振動子 / 振動ジャイロ / 角速度センサ / ジャイロセンサ / 双共振子 / 同期検波回路 / 横振動音片 / 等価回路 |
研究概要 |
圧電形振動ジャイロ・角速度センサの高安定化をはかるために得られた結論・成果を以下に述べる。 (1) 検出側広帯域特性を有するセンサ構成の検討結果 センサの設計法として、これまで双共振子の駆動側と検出側の共振周波数を一致あるいは接近させてセンサの感度を大きくする方針をとって来た。しかし、双共振子の共振周波数の変動により感度が不安定となる。これに対して、双共振子に外部よりインダクタンスを挿入し、検出側で帯域通過フィルタ特性を実現させ共振周波数が異なっても感度は一定となるよう工夫し、駆動側においては挿入損を少なくする構成を提案した。本方法により、センサ製作上のメリットが大となり、出力の安定化の計れることが知られた。しかし、インダクタンスを使用するため、自動車等への応用ではエンジンル-ムのノイズをひろうことも予想されるが、検出時に同期整流回路を採用しているためその影響は無視できるものと考えている。 (2) センサの駆動・検出方法の検討結果 これまでセンサの駆動は外部発振器を利用し、また検出はロックインアンプを利用していた。しかし、センサの高安定化を図るには印加角速度の大きさや温度により変動する駆動側の共振子の振幅を一定に保つ必要が出て来た。そこで、駆動側はAGC回路を内蔵した自励発振回路を、検出側は小形化を図った電子回路をそれぞれ設計製作を行い、当初の目的を達成した。 今後の研究課題としては、印加角速度のない時のセンサ出力、即ち洩れ出力の安定化を図ることが急務となっている。現在、これに対する2、3の工夫考案をもっているが、振幅のみならず位相までも考慮した検討をする必要がある。
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