研究課題/領域番号 |
63550308
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
計測・制御工学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
片井 修 京都大学, 工学部, 助教授 (50089124)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1990年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1989年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1988年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | 概念設計 / 価値工学 / 機能分析 / 説明に基づく学習 / 知識獲得 / 機械学習 / 公理論的設計法 / 知識の操作性 / 説明に基づく学習(EBL) / 説明に基づく学習(EBG) / 知識の学習と獲得 |
研究概要 |
本研究は、概念設計支援のための知識処理システム構築を目的として、過去の設計事例(設計物)を、その機能ならびに構造の成立ち方、さらにそれらの相互関係から分析・モデル化し、さらにこのモデル概念に基づいて、設計知識の抽出と獲得の方法をならびに獲得された知識の活用法と設計者への提示法にについて検討を加えるとともにそのシステム化を目指すものであり。当該期間内に得られた成果は以下のようにまとめられる。 1.価値工学における機能分析の考え方を導入することによって、設計物を、その背後に潜む目的・因果・経済の3つの合理性の観点から分析し、設計物の多階層モデルの概念を導入した。 2.上記モデル概念に基づいて、機械学習の一手法である、説明に基づく一般化(学習)法を導入することによって、設計事例からの自動的に様々な形で設計知識を獲得することのできるシステムを構築した。また、獲得された知識の操作性と活用法を、その獲得の仕方との関係から明にした。 3.さらに、公理論的設計アプロ-チの考え方を導入することによって、上記システムを拡張し、戦略的設計知識の獲得法の構築を行った。 4.これら獲得された設計知識に対する検索法を、とくに知識のインデキシングならびに設計要求に応じた知識の変形と組合せ方について、説明に基づく学習法ならびに事例ベ-ス推論の考え方を導入することによって検討を加え、一部そのシステム化をおこなった。 5.上記事例の変形と組合せ法を提示するためのユ-ザインタフェ-スについて、多階層設計物モデルの変形がユ-ザに直観的に把握可能な表現法を導入し、一部試験的にシステム化をおこない、その有効性について検討を加えた。
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