研究課題/領域番号 |
63550354
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
コンクリート工学・土木材料・施工
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研究機関 | 和歌山工業高等専門学校 |
研究代表者 |
戸川 一夫 和歌山工業高等専門学校, 土木工学科, 教授 (80043537)
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研究分担者 |
中本 純次 和歌山工業高等専門学校, 土木工学科, 講師 (70043552)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1990
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研究課題ステータス |
完了 (1990年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1990年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1989年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1988年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | 転圧コンクリ-ト / 締固め特性 / 充填率 / フライアッシュ / 高炉スラグ / シリカフュ-ム / 圧縮強度 / 凍結融解抵抗性 / 岩石粉末 / 転圧ノ-スランプコンクリ-ト / 高炉スラグ微粉末 / VC値 / 乾燥収縮 / 凍結融解 / 疲労特性 / 転圧ノースランプコンクリート / 配合設計 / 弾性係数 |
研究概要 |
本研究は転圧コンクリ-トの配合設計法を確立することと、転圧コンクリ-トの諸特性の改善に関して各種微粉末の効果を実験的に検討したものである。本実験結果を要約するとつぎのとおりである。 1.転圧コンクリ-トはP/V値(細、粗骨材混合状態の空隙に対するペ-ストの割合)が大きいほど注水後時間経過があってもコンクリ-トは締固めしやすい。 2.転圧コンクリ-トはβ値(粗骨材の空隙に対するモルタルの割合)が大きいほど乾燥収縮量は大きく、また耐久性指数および耐疲労性も高くなる。 3.粒形の丸いフライアッシュは転圧コンクリ-トの締固め特性を改善し、コンクリ-トの充填率を高め、そして細骨材と置換えると、圧縮強度を増大させ、その効果は材令が長期になるほど大きくなる。 4.高炉スラグ微粉末は貧配合の転圧コンクリ-トの細骨材と置換えると、コンクリ-トの圧縮強度、凍結触抵抗性を増大させ、乾燥収縮を低減できる。 5.シリカフュ-ムは貧配合の転圧コンクリ-トに対してその添加率が大きくなるほど材令28日以降の圧縮強度を増大させる。 6.岩石粉末は貧配合の転圧コンクリ-トの強度増加に効果があるが、締固め特性を低下させる。
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