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プラスチックの焼却における有害物質の生成と分解に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 63550395
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 都市工学・衛生工学
研究機関京都大学

研究代表者

武田 信生  京都大学, 工学部, 講師 (20026256)

研究分担者 平岡 正勝  京都大学, 工学部, 教授 (30025861)
研究期間 (年度) 1988 – 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1989年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1988年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードプラスチック / 燃焼 / 熱分析 / クロロベンゼン / クロロフェノ-ル / 有機塩素化合物 / 熱分解 / 異性体分布 / TGーDTA@GC / MS / 炭化水素 / 芳香族 / ベンゼン環
研究概要

PE,PP,PS,PVC,6-ナイロン,PET,ABS樹脂について示差走査熱量分析計によって熱分解および燃焼雰囲気における分解特性を実験的に明らかにした。吸熱・発熱、分解反応速度、自己発火性などの点でそれぞれの物質ごとに特性があった。500,650,800℃でPE,PS,PVCを熱分解した分解生成物をGC/MSで分析し、分解物の特性を調べた。PEについては500,650℃で炭化水素が多く検出され、800℃で芳香族炭化水素が多く同定された。PSについてはベンゼン環に炭化水素が付加した物が多く同定された。PVCについては、500℃ではベンゼン環の数の少ない芳香族が、650,800℃ではベンゼン環の多い芳香族が多く同定された。PVCを試料として温度と燃焼雰囲気をパラメ-タとした実験室規模の熱分解・燃焼実験を行い、クロロベンゼン類、クロロフェノ-ル類を分析した結果、次のような知見を得ることができた。(1)同族体分布に関しては、モノクロロベンゼン、モノクロロフェノ-ルが他の同族体に比べて圧倒的に多く、その分布の形からクロロベンゼン類、クロロフェノ-ル類は同族体の塩素付加により生成していると考えられる。(2)クロロベンゼン類、クロロフェノ-ル類ともに酸素濃度の増加にしたがい、塩素化が進みやすくなる。(3)異性体分布ではクロロベンゼン類については一定の傾向は見られないが、クロロフェノ-ル類では2-モノクロロフェノ-ル、2,4-ジクロロフェノ-ル、2.6-ジクロロフェノ-ル、2.4.6-トリクロロフェノ-ルなど、2,4,6-位が塩素置換した異性体が多い。また清掃工場の排ガスおよび飛灰の分析を行ない、クロロベンゼン類とクロロフェノ-ル類の同族体分布、異性体分布の特徴について検討するとともにダイオキシン類の濃度との相関を求めた。

報告書

(3件)
  • 1989 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1988 実績報告書

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公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

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