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都市の災害復元力特性に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 63550440
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 建築計画・都市計画
研究機関神戸大学

研究代表者

室崎 益輝  神戸大学, 工学部, 教授 (90026261)

研究分担者 大西 一嘉  神戸大学, 工学部, 助手 (30158802)
研究期間 (年度) 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1988年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード災害復興 / 災害復旧 / 都市復元力 / 応急住宅 / 大規模地震 / 市街地大火
研究概要

研究は4つのステップから成っている。各ステップごとの研究成果は以下の通りである。
1.大規模災害の事例解析
関東大震災、伊勢湾台風、函館大火、鳥取大火など典型10災害について、現地に赴き、関係機関からのヒアリングや資料収集を行ない、未発掘の資料を見出すなど、大きな成果を得た。復旧復興要因を人的基盤、資材基盤、空間資源基盤、情報基盤を軸としたマトリックスとして体系化することが、事例調査で可能となった。
2.復元力モデルの作成
事例調整結果をふまえて、住民の復旧・復興過程について、危険回避期、混乱期、応急対応期、復旧期、復興期の時期区分に対応した、復旧・復興のための課題と需要を整理し、復旧需要モデルを作成した。応急住宅需要は被災戸数の10〜20%、がれきスペース需要は全域戸数に10〜20m^3を乗じたもの、といった貴重な数値を得ることができ、この結果をモデルに組み込んでいる。
3.モデルの適用
大阪市を対象にして、上述のモデルの適用をはかり、復旧・復興時におけるマンパワーや空間の充足度をチェックした。震度6程度の地震を想定した場合、家屋の被災調査のスタッフが少なくとも3千人必要なことまたがれき置き場や応急住宅用地が少なくとも100ha必要なことが明らかとなった。
4.復元力からみた都市の類型化
持久自力型、周辺依存型、広域疎開型などの類型が抽出されつつあるが、現在作業分析中で、今後の課題となっている。

報告書

(1件)
  • 1988 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Yoshiteru Murozaki: NINETH WORLD CONFERENCE ON EARTHQUAKE ENGINEERING. (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 室崎益輝、大西一嘉、坂口美加: 日本都市計画学会都市計画論文集. 23. 475-480 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 室崎益輝、大西一嘉、多田純治: 日本建築学会近畿支部研究報告書. 29. (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

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公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

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