研究課題/領域番号 |
63550555
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
工業分析化学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
石黒 三岐雄 東北大学, 金属材料研究所, 助手 (80005991)
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研究分担者 |
広川 吉之助 東北大学, 金属材料研究所, 教授 (00005852)
松田 秀幸 東北大学, 金属材料研究所, 助手 (00181735)
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研究期間 (年度) |
1988
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研究課題ステータス |
完了 (1988年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1988年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | 前方共鳴散乱 / CFS / 原子状素子 / 前方散乱共鳴モノクロメータ / 電磁石スイッチング回路 |
研究概要 |
1.電磁石を用いた中空陰極型スパッタリング素子(原子状素子)及びその駆動用電子回路を製作し、動作を確認した。 2.特別な光電子増倍管制御回路を製作し、その動作を確認した。 3.電磁石の磁場をスイッチングするための電子回路を製作した。 電磁石は磁極直径50mmφ磁極間隔10mmのとき、35V10Aで12.7KGの静磁場を発生できるものを使用し、静電誘導トランジスタを用いたスイッチング回路を通して±110V、10Aまでの両極性電圧パルスを電磁石に与えたところ、スイッチング周波数が5Hzのとき0-8KG、10Hzのとき0-5KGの間で変化する磁場パルスが得られた。また、磁場がOG付近を横切る瞬間をホール素子により検出し、その時に印加されている負の電圧パルスをOVにすることにより、ゼロ磁場にてっている時間を任意に設定することができた。今年度は予算の都合でパーソナルコンピュータを導入できなかったため、迷光及び偏光子のリーク光補正の実験は行わず、実験は静磁場中で行った。 4.Xeランプの白色光及びCuCFSフィルタを用いて、銅のフレーム原子吸光を測定したところ、大きな吸光度を得ることができた。またCu-Ni合金を陰極としたグリムグローランプからの発光を、非分散型Cu-CFフィルタシステムを用いて測光したところ、0-40at%Cuの間で検量線を引くことができた。 5.今後の研究の展開に関する計画 (1) ケイ素鋼板またはパーマロイ板を使用した周波数特性のよい電磁石を開発し、1KHz程度で磁場がスイッチングできるようにする。 (2) (1)の電磁石を用い、ゼロ磁場の期間にグロー放電陰極スパッタリングにより原子蒸気を発生させることにより、現在存在する電極構造上の制限をなくする。
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