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糖類の高立体選択的合成法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 63550644
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 合成化学
研究機関京都大学

研究代表者

玉尾 皓平  京都大学, 工学部, 助教授 (60026218)

研究期間 (年度) 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1988年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
キーワード糖類 / ポリオール / 有機ケイ素化合物 / 分子内ヒドロシリル化 / 過酸化水素酸化 / 触媒的不斉合成 / ロジウム触媒 / 白金触媒
研究概要

1.研究目的
糖類は生物界に広く分布し多岐に亘り重要な役割を演じており、その純粋化学合成は今後の重要な研究課題である。本研究は独自に開発した有機ケイ素化合物を用いた新型の酸素官能基導入反応を、天然および非天然型糖類の合成に応用することを目的としている。
2.研究結果
(1)ポリオールの立体選択的合成
αーヒドロキシエノールエーテルの白金触媒分子内ヒドロシリル化が高立体選択的に進行し、生成したケイ素ー炭素結合の過酸化水素酸化によりアルコールに導けることを見出した。本手法により、1,2,3ートリオール骨格を高立体選択的に合成することが可能となった。光学活性グリセルアルデヒドに対し本手法を適用することにより、光学活性5炭糖類、ペンチトールの合成を行った。
(2)光学活性糖類の触媒的不斉合成
光学活性ホスフィンを配位子とするロジウム錯体を触媒として用いることにより、触媒的分子内不斉ヒドロシリル化を行った。1,3ージオールおよび1,2,3ートリオール合成のいずれにおいても80%以上の対掌体過剰度をもって不斉合成に成功した。光学活性糖類合成への展開を今後行ってゆく計画である。
当初予定していたCーヌクレオシドの立体選択的合成については予備的研究に入った状態であり、次年度以降、重点的に取り組みたい。

報告書

(1件)
  • 1988 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Kohei Tamao: J.Am.Chem.Soc.110. 3712-3714 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] Kohei Tamao: J.Am.Chem.Soc.

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

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公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

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