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オレフィンの酸素官能基化による光学活性含酸素化合物の合成

研究課題

研究課題/領域番号 63550649
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 合成化学
研究機関大阪大学

研究代表者

細川 隆弘  大阪大学, 基礎工学部, 助教授 (90029520)

研究期間 (年度) 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1988年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワード光学活性含酸素化合物 / ヒドロキシオレフィン / 分子内オキシパラジウム化 / メトキシフラン
研究概要

フラノシドおよびピラノシドと称される含酸素化合物は生体機能の発現に重要な働きをしているのみならず、キラルシントンとして光学活性物質の合成原料としても重要である。従来、これらの化合物はグルコースに代表される糖類から誘導合成されているが、本研究ではオレフィンの酸素官能基化を基礎とする手法により合成することを目的とする。本年度では、ホモキラルなヒドロキシオレフィンの分子内オキシパラジウム化反応を利用し、光学活性フラノシドおよびピラノシド系化合物の合成を行なった。代表例を下式に示す。すなわち、β-ケト酸エステルの不斉還元で光学純度良く得られるβ-ヒドロキシエステル1__〜は、選択性良くアリル化されヒドロキシオレフィン2__〜を与える。この化合物は、式に示している反応条件で環化し3ケの不斉中心を持つ光学活性テトラヒドロフラン体3__〜を94%の立体選択性で与えることがわかった。この化合は、ルイス酸存在下求核剤、例えばトリメチルシランやトリメチルアリルシランと反応させると、C-5位のメトキシ基が95%以上の立体選択性で置換されフラン体4__〜や5__〜を収率良く与えた。
ホモキラルな環状アセタールの立体選択的な開環反応から得られる光学活性ヒドロキシオレフィンも、同様の手法により光学活性ピラン体を与えることも明らかにした。

報告書

(1件)
  • 1988 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] T.Hosokawa: J.Organometallic Chem.(1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 細川隆弘: 有機合成化学協会誌. 47. (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

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公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

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