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半屈曲性高分子への排除体積効果に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 63550668
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 高分子物性・高分子材料
研究機関大阪大学

研究代表者

則末 尚志  大阪大学, 理学部, 助教授 (10028227)

研究分担者 寺本 明夫  大阪大学, 理学部, 教授 (00028151)
研究期間 (年度) 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1988年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード高分子希薄溶液 / 半屈曲性高分子 / 排除体積効果 / みみず鎖モデル / 鎖の堅さ / 光散乱 / 慣性半径
研究概要

比較的屈曲性に富んだ芳香族ポリアミドの一種、ポリイソフタロイル-トランス-2,5-ジメチルピペラジン(PIDP)を合成、分別し、N-メチル-2-ピロリドン中における排除体積効果の詳細を光散乱、小角X線散乱、沈降平衡、粘度測定により研究した。本研究の設備備品である超遠心分析ローターは沈降実験に用いた。得られた主な知見又は成果は次の通りである。
1.分子量が一万以下のPIDP鎖は非摂動みみず鎖(半屈曲性高分子の代表モデル)として振舞い、それ以上の分子量では排除体積効果を受ける。N-メチル-2-ピロリドン中におけるPIDP鎖の堅さは、持続長で表わすと、1.2nmである。
2.排除体積効果の出現し始める分子量一万はKuhnの統計セグメント数にして約10で、典型的な半屈曲性高分子に対するセグメント数50よりかなり小さい。
3.屈曲性高分子の膨張因子に対するDomb-Barrett式とみみず鎖に対する山川-Stockmayer摂動理論の組み合せは、研究した全分子量範囲(3×10^3-2.4×10^6)にわたるPIDPの慣性半径データをほぼ定量的に記述する。
上記PIDPの研究に加えて、ビスフェノールAポリカーボネートについても試料の分別と沈降平衡実験を行った。今後、テトラヒドロフランを溶媒として、光散乱と小角X線散乱測定を行い、鎖の堅さと排除体積効果の関連を明らかにする。

報告書

(1件)
  • 1988 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Takashi Norisuye: Springer Series in Chemical Physics.

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] Tooru Kitagawa: Macromolecules.

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

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公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

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