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固定化菌体を利用した脱臭プロセスの開発

研究課題

研究課題/領域番号 63550721
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 反応工学
研究機関東京工業大学

研究代表者

正田 誠  東京工業大学, 資源化学研究所, 助教授 (70023489)

研究期間 (年度) 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1988年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード担体 / 硫化水素 / メチルメルカプタン / 硫化メチル / カーボン繊維 / し尿処理場 / パイロットプラント / 脱臭
研究概要

当研究室のデータの蓄積から、低負荷臭気の場合、H_2S、メチルメルカプタン(MM)などはビートに固定された微生物によって良好な分解がおこることが明らかになっていた。問題は硫化メチル(DMS)であり、この物資を分解する菌の分離を試み、二株有望な菌が選択された。この一種(DMR-9)を大量培養し、ピートに散布し、DMSガスの通気実験をおこなった。(実験条件・ガス流量=100ml/min空塔速度=30h^<-1>、入口DMS=30ppm、初期散布菌濃度=10〔^<8〕>cells/ml)。20日後の除去はほぼ100%であり、最大除去速度=0.37g-s/kg-dry peat dayであった。この間菌濃度は10^8と一定であった。従来までの方法に比較して除去速度は50%程向上した。
菌体を保持させるための担体の選択を種々の材料について検討した。活性炭、ゼオライト、高分子ポリマー、合成繊維、カーボン繊維などを用いた結果、カーボン繊維が最も安定した除去を示した。繊維を担体とする利点はI)軽い、II)成型が自由、III)空気が送りやすい、などであり、新しいリアクターシステムの見通しができた。
実際の処理場におけるパイロットプラントテストを長期に渡っておこなっている。
(1)A市し尿処理場におけるDMS除去効率を向上させるために2段槽とした結果、DMSはほぼ満足いく除去効率を示した。
(2)Y市下水処理場のパイロットプラント実験の特徴は、この処理場のガス成分の大部分がH_2Sであることにあり、ピートを用い定期的な洗 により100ppmまでのH_2Sは100%除去された。硫黄、硫酸などのSの分析、実際に働いてるいる菌の同定をおこなった。

報告書

(1件)
  • 1988 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 平井光代: 臭気の研究. 19. 305-312 (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 大竹正寿: 第10回全国都市清掃研究発表会講演要旨集. 10. 50-52 (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 藤江幸一: 第21回化学工学協会秋季大会講演要旨集. 21. 346 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 平井光代: 第11回臭気対策研究発表会要旨集. 11. 41-42 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

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公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

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