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資源植物の初期形態形成の制御に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 63560010
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 作物
研究機関名古屋大学

研究代表者

谷口 武  名古屋大学, 農学部, 助教授 (10023409)

研究分担者 前田 英三  名古屋大学, 農学部, 教授 (60023404)
研究期間 (年度) 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1988年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワードイネプロトプラスト / レタスプロトプラスト / 蛍光顕微鏡 / 細胞融合
研究概要

レタス(品種:カイザー)の種子を0.8%寒天上に播き、生じた幼植物から子葉を採取した。この子葉を細く切り、酵素処理をしてプロトプラストを分離した。蛍光顕微鏡にてプロトプラストを観察したところ、葉緑体は青(B)および紫(V)励起の条件下で赤い蛍光を発したが、紫外線(U)励起の条件下で消失した。葉緑体を含まないプロトプラストは、BおよびV励起の条件下で黄色の蛍光を発し、U励起で青い蛍光を示した。
上記のレタスプロトプラストとイネ(品種:日本晴)カルスから酵素的に分離したプロトプラストを用いて細胞融合の実験をおこなった。細胞融合はポリエチレングリコール法および電気的方法でおこなった。何れの方法でも細胞融合はおこるが、反応の途中経過を視察するのには電気融合法の方が便利であった。レタスのプロトプラストは緑色であるので融合過程の観察は容易であった。電場におくと細胞相互の接着がおこり、パルス電圧をかけると、融合は比較的ゆっくりとすすんだ。一方、イネカルスから分離したプロトプラストは無色であり、微分干渉顕微鏡で観察した。細胞接着後パルス電圧をかけると、融合が急速におこり、大型のプロトプラストが出現した。レタスプロトプラストおよびイネプロトプラストを混合し、両者の融合をおこなった。両プロトプラストの識別は色から容易であった。融合がおこると、レタスプロトプラスト中の葉緑体が無色のイネプロトプラスト中に除々に拡散していく過程が観察された。

報告書

(1件)
  • 1988 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 谷口武: 日本作物学会東海支部会報. 107. (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 谷口武: 日本作物学会紀事 別号1. 58. (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

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公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

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