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土壌三次元微細形態構造解析のための薄片作成法の検討

研究課題

研究課題/領域番号 63560068
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 土壤・肥料
研究機関国立科学博物館

研究代表者

平山 良治  国立科学博物館, 筑波実験植物園, 研究官 (50124186)

研究期間 (年度) 1988
研究課題ステータス 完了 (1988年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1988年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワード土壌微細形態学 / 三次元構造 / 土壌マクロ構造 / 土壌マイクロ構造 / スライシングマシン / 三次元構築ソフトウェア
研究概要

土壌微細形態学は、土壌の生成に含まれるあらゆるプロセスを理解するために肉眼で容易に識別し得るレベルを越え顕微鏡レベル下での研究が特色で、非常に初期の生成作用まで同定ができる。この性質故に土壌学の分野を越えた広範な分野まで利用されつつある、例えば、考古学、生態学、地質学、土質力学などである。著者も実際に考古地質学での応用に使用している(1987、1988a、1988b)。しかしながら、いくつかの欠点も持っている、第一は、薄片の作製に多大なる時間を費やしなければならないこと、
第二は、数十マイクロという非常に薄い二次元の世界であるということである。この薄い膜を土壌断面全体に拡張して理解することはなかなか難しい。三次元構造を考慮にいれて二次元平面を考えなければならないが、現実には、三次元的空間配置を理解できない。これらを解決するための研究の第一歩として、連続した切片の作成の方法の検討を行い、この結果を用いて土壌マクロ構造物の三次元構築を行った。
1)連続切片の切り出しには、スライシングマシンNCM-30R型(日興機械製)を使用した。最終的には、直径5〜6cmの試料を連続して数百マイクロの厚さで切り出し二次研磨で切片を調整した。
2)切片像をパソコンで画像処理したのち、三次元構築ソフトウェア(APS-554、ピアス社製)で三次元構築を種々のデータで行った。
土壌の中の孔隙、植物根、土粒塊等のマクロ構造物に関しては、ある程度の結果を得ることができた。他のマイクロ構造物に関しては、切片の厚さが数百マイクロという厚さのためにマイクロ構造を解析するには、さらに切片の厚さを薄くするための技術的改良をして行かなければならない。

報告書

(1件)
  • 1988 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 平山良治: 日本土壌肥料学雑誌. 60. (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

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公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

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