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電解酸化によるリグニンの有用物質への変換

研究課題

研究課題/領域番号 63560161
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 林産学
研究機関東京大学

研究代表者

佐分 義正  東京大学, 農学部, 助教授 (20011926)

研究期間 (年度) 1988 – 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1989年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1988年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワード電解酸化 / 陽極酸化 / リグニン / β-O-4型リグニンモデル化合物 / 側鎖酸化解裂 / β-0-4型リグニンモデル化合物
研究概要

1.前年度、β-O-4型モデル化合物としてPh_ACHOHCH_2OPh_B類および関連化合物を種々合成し、芳香核の一電子酸化、側鎖酸化開裂によるベンズアルデヒドPh_ACHO生成を中心に種々電解条件を検討したが、収率的には不十分であった。今年度は、温度制御下、低温条件で種々電解したが、好結果は得られなかった。さらに、窒素ガス下での電解も行ったが、Ph_ACHO生成に効果は無く、この化合物の生成に対し酸素は必要でないことが判明した。
2.前年度、(Pt,Pt)電極では、電極の汚染、重合反応が進行し不適当であったMeOH-MeONa系の条件を(C,C)電極に変えたところ、Ph_ACHO生成に大幅の向上が認められ、非置換体のみならず、OMeの置換体でもかなりの収率が得られた。さらに、Ph_B核由来の生成物としてPh_BOCH_2OCH_3もかなりの好収率で生成することが明らかとなった。(C,C)電極では、MeOH-NaOH,KOHでも同程度反応が進行した。
3.2.の条件下、HOPhCHOHCH_2OPhのようなp-位に水酸基を持つ化合物を種々合成し電解を試みたが、本条件はフェノ-ル性の化合物に対しては、不適当であることが判明した。
これらの化合物に対しては、(C,C)電極下、MeOH-RClO_4(R=Na,Bu_4N)が使用可能で、目下、さらに検討中である。

報告書

(2件)
  • 1989 実績報告書
  • 1988 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 佐分義正: "電解酸化によるリグニンの有用物質への変換(II)2-フェノキシ-1-フェニルエタノ-ル類の分解" 東大演習林報告.

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] 佐分義正: 木材学会誌.

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

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公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

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