• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

フロ-サイトメトリ-を用いた貪食作用活性の動的解析法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 63570170
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 実験病理学
研究機関金沢医科大学

研究代表者

藤川 孝三郎  金沢医科大学, 総合医学研究所, 助教授 (20139786)

研究期間 (年度) 1988 – 1989
研究課題ステータス 完了 (1989年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1989年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1988年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワードフロ-サイトメトリ- / 貪食 / ミクロスフェア / フローサイトメトリー / 貧食作用 / 培養細胞
研究概要

フロ-サイトメトリ-(FCM)を用いて細胞の粒子貧食活性を評価する新たな方法を開発した。細胞の粒子貪食の経時変化を観察すると、貪食した細胞の割合と貪食された全粒子数とは比例関係になく、さらにそれらの値は粒子添加後の時間とも比例関係になく、それらは観察の時間及び添加粒子濃度等により変化することがわかった。従って貪食活性を評価するには観測時間、貪食細胞の割合、被貪食粒子数等を表現できる関係式とパラメ-タ-が必要であると思われる。本研究ではその関係式を示し、パラメ-タ-の性格をFCMを用いた応用例を交えて明らかにした。研究成果は12章に分割して示されている。以下に概要を示す。1)貪食の基本的FCM測定を示した。2)FCMと顕微鏡との結果を比較しFCM測定が信頼できることを示した。3)細胞に貪食された粒子と接触した粒子の区別がFCM測定では容易に行えることを示した。4)粒子サイズを検討しFCM測定においては2μm直径粒子が適していることを示した。5)細胞周囲の粒子平衡が15分で完了することをビデオこま撮り装置を用いて示した。6)FCM測定における蛍光ピ-クの広がりは蛍光粒子の細胞内局在によることを示した。7)V79細胞とマクロファ-ジとの貪食作用を比較し、解析にはV79が優れていることを示した。8)貪食活性を評価する解析式とパラメ-タ-を示した。9)添加粒子濃度を変えたときパラメ-タ-がどの様に変化するかを示した。10)蛍光ヒストグラムから貪食粒子数を算出するコンピュ-タプログラムを示した。11)培養細胞における貪食活性の細胞周期依存性を示した。12)ヒドロキシウレアによる貪食活性の変化を調べ、その結果を細胞サイズと細胞膜流動性から説明した。

報告書

(3件)
  • 1989 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1988 実績報告書
  • 研究成果

    (14件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (14件)

  • [文献書誌] Kohzaburo Fujikawa-Yamamoto: "Synergistic Effects of Hydroxyurea and Thimidine on the Growth Inhibition of V79 Cells" Cell Struct.Funct.14. 399-405 (1989)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1989 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Kohzaburo Fujikawa-Yamamoto: "Effects of Hydroxyurea on the Phagocytosis in V79 Cells" Cell Struct.Funct.14. 485-493 (1989)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1989 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 藤川孝三郎: "培養細胞の貪食活性のFCM解析" フロ-サイトメトリ-. 9. 43-46 (1989)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1989 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Kohzaburo Fujikawa-Yamamoto: "Synergistic Effects of Hydroxyurea and Thymidine on the Growth Inhibition of V79 Cells" Cell Struct. Funct.14. 399-405 (1989)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1989 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Kohzaburo Fujikawa-Yamamoto: "Effects of Hydroxyurea on the Phagocytosis in V79 Cells" Cell Struct. Funct.14. 485-493 (1989)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1989 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Kohzaburo Fujikawa: "FCM Analysis of Phagocytic Activity in Cultured Cells" Flow Cytometry. 9. 43-46 (1989)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1989 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Kohzaburo Fujikawa-Yamamoto: "Synergistic Effects of Hydroxyurea and Thymidine on the Growth Inhibition of V79 Cells" Cell Struct.Funct.14. 399-405 (1989)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] Kohzaburo Fujikawa-Yamamoto: "Effects of Hydroxyurea on the Phagocytosis in V79 Cells" Cell Struct.Funct.14. 485-493 (1989)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] 藤川孝三郎: "培養細胞の貪食活性のFCM解析" フロ-サイトメトリ-. 9. 43-46 (1989)

    • 関連する報告書
      1989 実績報告書
  • [文献書誌] 藤川孝三郎: フローサイトメトリー. 8. 110-113 (1988)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] Kohzaburo Fujikawa-yamamoto.: Cell Structure and Function. 投稿中.

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] Kohzaburo Fujikawa-Yamamoto.: Cell Structure and Function.

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 藤川孝三郎: "フローサイトメトリー入門" 医学書院, 21-24 (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書
  • [文献書誌] 藤川孝三郎: "フローサイトメトリー入門" 医学書院, 224-226 (1989)

    • 関連する報告書
      1988 実績報告書

URL: 

公開日: 1988-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi